古墳で撮り鉄
黒塚古墳展示室で紹介されていた木津川市の椿井大塚山古墳へ。黒塚古墳発掘以前では最多の銅鏡が出土している古墳です。
ふたたび佐保川を渡ります。下から見るとこんな感じ。木津で大和路線、学研都市線と別れ単線で木津川橋梁を渡ります。
今年初めてのツバメです。奈良街道のひっそりした集落の上狛、航空写真で見るとそれとわかるレモンの形をした環壕集落。狛は高麗に由来、高句麗系渡来人が開発したらしい。茶の集散地として発展、環壕集落の南に今も福寿園が本社を構えています。梅酒のチョーヤが本社を構える羽曳野市駒ヶ谷に似ています。
郵便局前のバス停の時刻表を見ると木津駅や棚倉駅へのコミュニティバスが1時間ヘッドも平日だけ。お店も少なくないものの気づいた限りシャッターが空いていたのは唐揚げとかを並べた惣菜店1軒だけですが、懐かしさたっぷりの街道歩きです。
線路の向こう前方部の工事現場はどうやら発掘調査で間違い無さそうです。
出土した銅鏡は京大博物館に保管されているそうですが、1月に訪ねた時に見た記憶がなく、見落としてしまっていたようで再訪する必要があります。
小さな峠を越えるように県道を進むと「28災の悪夢をわすれるな!」の幟と「鳴子川上流巨大太陽光発電の建設に反対しよう!」の立札。
峠を下ると奈良線のガーター橋、この川が鳴子川で、28災とは昭和28年8月に発生した死者・行方不明者336人、被災家屋5,676戸もの被害をもたらした南山城水害と分かりました。この川上に東京ドーム10個分のメガソーラー建設する計画は2年前に白紙撤回されたものの再度進められているらしい(資料)。自分も大嫌いなメガソーラー、ここで署名を求められたら躊躇なくサインするところです。
木津川の向こう、遠く生駒山地の北端の禿山が見えます。10年前に寝屋川市穂谷から京田辺市天王までの里山歩きであの付近を歩いたことがあり、のどかな里山に挟まれたダンプカーが頻繁に行き交う異様な光景が記憶にあります。美しい山並みが続く生駒山地で唯一の見たくない場所です。
竹林を抜けてやってきた奈良線221系、キハがトコトコ走るところを撮り鉄したかったと思います。
レンガのトンネルの上は天井川の不動川です。棚倉駅には7年前に訪ねていました。不動川を越えて蟹満寺に近い山口踏切で103系撮り鉄しています。
山口踏切の先にも天井川の天神川。