尼崎の博物館(後編)
承前、尼崎市歴史博物館を2時間近くかけて見学、猛暑の外へ出てきたところです。
尼崎藩札や兵庫開港札、太政官札、兵庫県札。藩札は藩の資金調達の際の借用証書みたいなものと理解すると、兵庫や西宮を取り上げられた尼崎藩も、取り上げた幕府や明治新政府も資金繰りはかなり厳しかったと伺えます。これも金融機関の博物館らしい展示。
「明治から令和の紙幣」がずらり。下から2段目、右から2つ目の50円札は初めてみました。肖像は二二六事件で暗殺された第20代内閣総理大臣・高橋是清。
昭和44年12月の大阪万博会場航空写真、お祭り広場の屋根から建築途中の太陽の塔の黒い胴体だけが伸びています。
タイからやってきた象たちが神戸港から万博会場へ向かって171号線を更新する途中、武庫川の甲武橋付近の河川敷で休憩しているところの写真です。伊丹空港北側の食堂のおばちゃんが聞かせてくれたお話そのものです。対岸に六甲が見えるので尼崎側の武庫川左岸と分かります。今年もこんな素敵なイベントがあるものと期待していたのですが特に無いようです。
大阪万博のチケット、大人¥800、ダイダラザウルスが¥100。1970年と2024年の消費者物価指数を比較すると3.5倍(参考)くらいなので、夢洲万博の¥7,500はやはり高すぎると分かります。
昭和56年のポートピアは当日券が2,000円。
平成2年の花博。咲くやこの花館付近を1kmも周遊するウォーターライド、日本庭園や国際庭園周辺を周るパノラマライナー、大池をまたぐロープウェイ、さらにSL義経号と4つもの魅力的な会場内交通があったことは驚きです。
「城下町尼崎展」やコインの展示はイマイチ惹かれなかったものの「博覧会ものがたり」はなかなか見応えあり、万博とか博覧会とはなんぞや、を考察するよすがになりました。まだ訪ねていない夢洲万博ですが、いちおうチケットは1枚購入済みで、訪ねた際にその考察の結果を書いてみたいと思います。
カードの写真は今日集めた「Pick up あまがさき」というカード、歴史博物館で10枚、尼崎城で8枚、尼信会館で2枚、合計20枚、カードを1枚ずつ取り出すアクリルケースに入っているものの1枚ずつなかなか上手く取り出せないのを都度苦労して取り出したもので、全部で63枚あるらしい。裏面には表面写真の説明と音声ガイドページへのQRコードがあるものの、QRコードの飛び先ウェブサイトが全部同じで、飛び先でカード番号を選択しなければならないのは不便。自分が依頼されたとしたらアンカーポイントか別URLで個別にしてます。泉屋博古館でも同様なカードが配布されてました。集めてどうなるものではないものの、御朱印帳みたいな感じかも。
めでタイガーが動き出しビックリ、さらに0:40辺り、めでタイガーが向きを変えると同時に「六甲おろし」が聞こえてきました。1:20からサビの部分を繋いだのですが、さらに2番3番とフルコーラスになってました。音は「めでタイガー」からからじゃなくて商店街から鳴っていたようです。
今日は甲子園でDeNA戦ナイターがあるせいか商店街にもユニフォームの人たちが少なくありません。「ユニフォーム割」でユニーフォーム着用のお客様ファーストドリンク94円とかのお店も。甲子園周辺よりも暑い熱いかもしれない尼崎です。
帰り道、先週同様に淀川から梅田を撮ってみました。撮った時には全然気づかなかったけど、梅田上空に虹が架かっていてビックリ。