眠そうなトビハゼ
冬のコハクチョウたち同様、最低年1回はどうしても会いたいのがトビハゼたち。去年は男里川河口でトビハゼに会えたのでパスしてしまった和歌浦干潟へ。和歌山の干潮は13:28で潮位3cm、絶好の潮見です。
これまでと同様、難波-和歌山市往復に和歌山バス1日フリー、片道分の座席指定料金(自由席車を連結するサザンは座席指定券、自由席のないこうや号は特急券)で往復座席指定に乗れる和歌山観光きっぷを利用することにして、ネットをチェックすると和歌山観光デジタルきっぷが新たに発売されており、デジタルきっぷの方が80円安いものの利用する前日までの購入が必要、紙のきっぷの方は利用当日でもOK。ところがデジタルきっぷにはキーノ和歌山グルメクーポンが付いてくるものの紙のきっぷの案内ページにはその特典が明記されていません。
580円も違うのであればデジタルきっぷにしようと南海アプリを開くも、座席指定券付購入の入口が見つからず、とりあえず座席指定券無しでもいいかと先へ進むとSafariに移動。つまりアプリは入口だけでウェブ上で購入と決済になっているのですが、プライベートモードではありません、コントロールセンターのQRリーダーは使っていません、Cookieをブロックしていません、とアラートがズラズラ出てきました。とりあえず無視して進むとログイン画面に進めたものの、このきっぷを買うためだけにアカウント登録するのもアホらしくなって和歌山観光デジタルきっぷは諦めました。
難波駅で紙の和歌山観光きっぷを購入すると6枚の券片、その内1枚はキーノの500円グルメクーポン。何のことはない紙のきっぷとデジタルきっぷの差額は80円だけと判明。
なんやかやと南海のやってることにナットクできないまま、色落ちした洗いざらしの枕カバーが掛かったシート、中央に肘掛けが無い10000系サザンのシートに座るとそれでも旅気分が高まってきました。ところがガラガラの車内でよりによって自分の直前の席にオッサンが座り、プシュー、プシューとビールを2缶開けたまではOKなのですが、静寂な空間でおかきをボリボリ、ボリボリし始めてさらにイライラが募ります。よほど席を移動しようかと思っていたら、オッサンは泉佐野で下りてくれました。
お造り定食にしました。生メバチマグロ、鯛、コショウ鯛、スズキ、ヒラメ、びんちょうまぐろ、それぞれに大きな切身が2枚以上出てきてビックリ、竈炊きご飯と甘い味噌汁美味し。せっかくなのでご飯をおかわりしたら最初より大盛りも無事完食。握り寿司換算で20貫くらい食べてると思います。ゲップが出ても生臭くないので鮮度はバッチリのようです。
外へ出るとひとりも並んでおらずビックリ。どうもやってきたタイミングが最悪だったみたい。向かいのセブンイレブンからWAKAYA津屋の全景を撮っておきます。なんでこのお店が気になっていたか思い出しました。高野線九度山駅のおにぎりやさんと同じく源じろう計画事務所の運営です。
橋を渡って市野川左岸からキチヌ、やはり眠そうなトビハゼ。
いつも干潮時ばかり観察に来ているのですが、魚のくせにカナヅチのトビハゼくん、満潮時にどうしているのか、ChatGPTやGeminiに訊いてみると陸の高い場所や岩の上にいると出てきます。有明海の岩の上のトビハゼの写真を思い出しました。すっかり勘違いしていたのですが、満潮時の写真です。和歌浦干潟でも今度は満潮時に来てみるべきとやっと気づきました。
もうひとつの謎、去年はなぜ男里川河口で会うことができたのか。泳げないので回遊しないはずですが、稚魚は回遊するかもと訊いてみるとChatGPTとGeminiでも見解が真逆になっていたりするものの、回遊しないまでも稚魚が潮に流されて男里川河口に流れ着いたということはあり得そうです。
シュレーゲルアオガエル、緑色がノーマルですが、黄色いのは田辺市の田んぼで見つかった紫色の色素のない変異個体だそうです。和歌山県立自然博物館学芸員さんのブログによるとなかなか見やすい場所に出てきてくれないそうですが、この時はバッチリでした。
伊丹市昆虫館「企画展 奇蟲」のポスター、なかなかインパクトあります。文字が縦だったり横だったりして分かりにくいですがそれも一興。「蟲」という字は時々見かけますが小さな虫がいっぱい集まった様子を表す文字だそうです。「球馬陸」はタマヤスデ、「蟹蟲」はサソリに似た節足動物のカニムシ、「シミ」は本を食べる虫、「斑猫」はマダラネコではなく自分の大好きなハンミョウを漢字で書くとこうなると分かりました。ポスターの下が切れてしまっていますが、7月15日まで開催中だそうです。
琴の浦バス停前に温山荘園があるのですが、もう足が重くなっていたのでパス。JR和歌山駅前の多田屋へ行きたいところですがキーノのクーポンがあるので直接和歌山市駅へ戻ってきました。
どのお店にしようか散々迷って平和酒店という蔵元のコンセプトショップに入ってみました。日本酒だけでなくクラフトビールも醸造されていて、レッドエールにしてみました。爽やかです。バーテンさんがこのおしゃれな店には似合わない酒蔵の前掛けをしていたので指摘すると結構ノッてきてくれました。