絶滅危惧Ⅰ類、大阪湾のトビハゼ

このところ週末毎に雨模様だったのが今週は久しぶりに晴れマークが並んでます。それに大潮で干潮のピークは午後1時頃、となると向かう先はひとつ。

緑道の花

樽井で下車、泉南自動車教習所前の踏切を渡ります。

男里川河口へ向かう緑道は花がいっぱい。球体の上に大きなアザミのような花はアメリカオニアザミ、生態系被害防止外来種(要注意外来生物)に指定されています。

緑道のところどころに植えられたキンシバイが満開。

紅白の花はマンテマ、右端の小さな青い一輪はヒナギキョウです。

ピンクのシモツケも満開、撮った時には気づかなかったハナムグリが2匹写ってます。

赤トンボとテントウムシが見えたのでバッグからカメラを取り出したものの見失ったのですが、シモツケの葉っぱにシオヤアブがのっていました。

シモツケの上に伸びて穂がぶら下がっているのはコバンソウ。

まだまだ色々見つかりそうですが、いつまでたっても河口にたどり着かないので先へ進みます。1mほども伸びた草にテーブル状の白い花はノラニンジン。

マッドスキッパー

男里川河口右岸防潮堤の上からいつものショット。天気予報と違って空一面どんよりした雲に覆われています。せめて「今日の天気」は当てて欲しいところです。

防潮堤の下はハマヒルガオが満開。

シギチたちの声は聞こえず静かな河口に対岸からゴーッという音が響いてきました。北向きに離陸でA滑走路南端からTG623便 B777が滑走開始、14番ゲート付近で機種を引き上げ、順調に高度を上げて行きました。

河口を遮る砂利の丘を泥干潟の方へ回り込むと、砂利の陰にいたキアシシギがひょこひょこ歩いて向こうへ。

泥干潟にはハクセンシオマネキがいっぱい、こちらの気配を感じてすぐに穴に引っ込んでしまいます。でっかいアシハラガニは、生きているのかどうか分からないくらいじっとして動きません。

わぉ!、トビハゼです。かつてはこの辺りでもたくさんいたと聞くトビハゼですが、10年近く男里川河口に通い詰めて初めて会えました。周りに2本ずつ棒が立っているのはヤマトオサガニの目です。

有明海にはいっぱいいますが、全国的には準絶滅危惧(現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種)、和歌山県でも準絶滅危惧、大阪府では絶滅危惧I類(絶滅の危機に瀕している種)に指定されています。

マッドスキッパーという割にはのそのそとしたアクションですが、何度もゴロリンしていました。男里川河口だけじゃなく、大阪湾全体として貴重な記録になったはず。

水面に写った陰からもお腹を浮かして歩いていいることが分かります。

アシハラガニもたくさんいます。いつもはハクセンシオマネキとヤマトオサガニばかりの泥干潟、(好ましい意味での)大きな変化が生じてきているようです。

見失ったと思ったらまだのそのそと泥干潟を行ったり来たり。ちょっと向こうにもう1匹発見。

水辺にキアシシギ、少し近づいたくらいだと逃げないです。Fedex B777がテイクオフ。

ボラのジャンプがバッチリ撮れました。いつどこから飛び出すかは全く分からないものの、だいたい同じ場所で2、3回飛ぶので、ジャンプを見つけるとその方向に広めの画角でレンズを向けるのがコツです。CXのB777が到着。

右岸のファミマへの道に大輪の真っ赤な花、ラリラリラリラー、しらべはアマリリス♪

コメツキガニ

左岸の水辺にもキアシシギ。

獲物を狙うササゴイのようなポーズのキアシシギ、このポーズのままで固まったまま、近づいてみてもビクともしません。目をしっかり開いているので立ったまま死んでる訳ではなさそうです。

CIのA330-300がテイクオフ。

尾崎の浜のテトラポッド下にカニの巣穴、しばらくじっとしていると動く影、コメツキガニです。

砂団子がいっぱい散らばっている巣穴にはハクセンシオマネキ。

尾崎の浜の水辺にもキアシシギ。

コメツキガニの見事な擬態。1cmもない甲羅の小さなカニです。

コメツキガニの巣穴掘削工事動画。キアシシギの鳴き声が聞こえてきますが、振り返らずじっとカメラを構えている自分です。

右岸泥干潟のハクセンシオマネキと違って甲羅が白くないハクセンシオマネキ。大きな砂団子を搬出中です。

片方のハサミが巨大化していない♀、甲羅の模様も様々です。泥干潟のハクセンシオマネキと砂浜のハクセンシオマネキで同じハクセンシオマネキとは思えないくらいルックスや生態が違っています。

スナガニ

去年も見た砂浜に巣穴と砂団子がいっぱい。待つほどもなく出てきてくれました。スナガニが出てくるのは春のシギチの渡りが終わってからと思いこんでいたのですがそうでもないと分かりました。

砂に腰を下ろしてスナガニ視点で撮ります。

手ブレにレンズのゴミが付いていていささか見にくいですが、たくさんのスナガニで興奮している自分のテンションの高さは伝わるかと。砂団子を掻き出すシーンに、時々ブルブルっと身震いするようなアクションも。

スナガニ視点なので、下から3匹目にピントが合って、前後のスナガニはボケてます。

2匹だけだとピントばっちり。

3匹だとお互いの距離はそこそこ離れているようで、一番前の子だけにピントが合ってます。曇り空で観察しやすく、天気予報が外れてよかったです。

近くにキアシシギが下りてきました。今日会えたシギチはキアシシギだけ、チュウシャクシギたちはもう旅立ってしまったようです。今日はなぜかチドリたちもお留守。でもトビハゼやスナガニに会えたので超満足です。

いっぱい咲いているハマヒルガオから1輪だけ選んでみました。

背景の海と灯台をぼかしてハマダイコン、ぼけた白い点々はハマヒルガオ。

帰りかけたらチュウシャクシギが1羽だけ。

チュウシャクシギの特徴である頭央線(頭上の白い線)もくっきり。

ほどなく飛び立ちました。移動しただけなのか、旅立ったのかは不明ですが、秋の渡りでチュウシャクシギはほとんど男里川河口には立ち寄らないので、また来年です。

尾崎駅近くのいつも強烈な泉州弁が飛び交ってる喫茶店でアイスコーヒーじゃなくてプファー、お通しの大根のたいたんとおかきが付いてきたけどお代はビール代だけ。

7100系+10000系サザンで帰ります。4両目に乗車したら席が無かったので、急いで5両目の指定席車に移動、520円で楽チン。

大阪市内に戻ってくると漸く日差しが差してきて難波駅5番線に到着。

こちらの到着と入れ替わりに4番線から発車したのはこうや号じゃなくて「りんかん」、この前大和川の河原で撮った30001編成です。