バイカオウレン
咲くやこの花館のホームページでウサギゴケ開花中とあり見てみたくなりました。土曜日の最高気温は20℃を越えも終日どん曇り、日曜日は快晴も最高気温は8℃、一気に12度も下がるとの予報。
屋内の咲くやこの花館は雨が降っても構わないので暖かい土曜日に出かけようとしたのですが、玄関のドアを開けると一面のどん曇に出かける気が失せました。今日日曜日は予報通りドピーカン、かなり寒いものの心地いい天気です。
鶴見緑地駅周辺にはローソンとスーパー銭湯しかないことを思い出し、地下鉄車内で検索してみると横堤駅から鶴見緑地へ向かう道路沿いにタバコを吸えそうな喫茶店を見つけ、横積駅で下車。
コマクサが美しい花を咲かせていました。
リング状に開いたレブンコザクラ、礼文島の桃岩周辺で自生しているそうです。はるか昔にそこへ行ったことがあるのですが記憶はありません。
前回見た時の白い花びらのような部分は実は葉っぱだったとよくわかるエーデルワイス。
らんまん
バイカオウレンが一輪だけ花を咲かせていました。お初にお目にかかります。牧野博士を植物学に目覚めさせるきっかけとなったことがよく分かる可憐さ美しさです。透明感のある白い花びらに見える部分はガク、黄色いカップ型が花びら。長く伸びた白いマッチ棒型が雄しべ、花の真ん中の緑は雌しべです。
Wikipediaでは花期は4月〜6月とあり春の花だとばかり思い込んでいたのですが、NHK高知放送局のページでは開花期は12月から2月とあり、開花したばかりの一輪のようです。六甲高山植物園は現在冬季休園中も2月下旬から3月上旬にかけバイカオウレンを楽しめるように特別開園だそうです。
マルバマンネングサは葉っぱだけ。花は7月の投稿でどうぞ。マルバマンネングサの隣にはスエコザサも。朝ドラらんまん第1週のサブタイトルがバイカオウレン、第12週がマルバマンネングサでマキノの名が学名に付けられ、最終週がスエコザサでした。こんなに知的好奇心をくすぐる朝ドラは例がないかと。
らんまんで大いに植物に興味を深めた人は少なくないと思われますが自分もそのひとり、7月の投稿のらんまんに花を咲かせたマルバマンネングサは自分として今年最大のヒットです。
里山歩きで見つけた花を植物園で確認したり、あるいは逆に植物園で覚えた花を里山歩きで見つけたり、週末の楽しみがぐんと広がりました。
陸に上がったオナガガモやヒドリガモたちが自分の方へ向かってきます。
宮城県の伊豆沼で似た景色を見たことを思い出しました。オオハクチョウがいるかいないかくらいの違いで、大阪市内とは思えない冬景色です。