アサギマダラハズレ

ほぼ毎年この時期に観察しているアサギマダラ、先週の山の辺の道はハズレ、出会える可能性が高そうな府立植物園へ。

阪神スナックパークでローマ軒のナポリタン・野菜マシ、ソースがよく絡んだブロッコリが美味い。

京都線特急のカブリツキ席に座るとホームの端に鉄ちゃんがいーっぱい。

何が来るのか、淀川橋梁でやってきたのは8300系、トップナンバーではあるものの、あれだけの鉄ちゃんが集まる対象ではないです。十三でもまだ鉄ちゃんたち、やってきたのは6300系、電車にピントが合っていなかったので、ChatGPTに補正してもらい、ヘッドライト周りが若干微妙ですが、くっきりになりました。

名車6300系本線復活!!∼懐かしの特急往年の路を行く∼というイベント列車と分かりました。マルーン一色じゃなくて白い帽子を被った初めての阪急電車でもある6300系が、特急運用から外れ4連に短縮、車内も基本2+1のクロスシートとロングシートに改造され、嵐山線のピストン運用についていた6300系も残るはあと1編成らしい。正雀→梅田→河原町→桂、の行程で2万円、ロングシートに当たったら悲しいかも。詳しくはXで阪急6300系で検索するとゴマンとでてきます。

府立植物園に到着、四季彩の丘へ直行、フジバカマは去年の1/10ほどしかなくてビックリ。手前のコキアが植えられている場所がフジバカマだったはずです。当然アサギマダラもいません。

森のカフェの裏側にもフジバカマがあったはずとそちらへ向かうとそこそこ咲いていたものの、モンシロチョウだけ。

他にもフジバカマが咲いているところがあったはずですが、ホトトギスだけ撮って次の目的地へ。

革堂行願寺や下御霊神社という手も考えたものの、四季彩の丘のあり様がショックで、探し回る気がなくなりました。今年のアサギマダラは諦めます。

204系統のバスで東天王町へ。5分ほど歩くと鹿ヶ谷通に突き当たり、ここが丸太町通の東端、左手の木立が泉屋博古館です。木立の中は11代小川治兵衛作庭の泉屋博古の庭。

泉屋博古の庭に井筒から湧き出る水は東山からの湧水ではなく、琵琶湖疏水の水をポンプで汲み上げているものらしい。特別展「寛永行幸と花の都の文化びと」が2つ目の目的です。

中庭を抜けた2号館が特別展。残念ながら特別展は撮影NG、特別展のページに主な展示品がアップされていたのでテキストリンクで鑑賞した作品を辿ります。

二条城のポスターで見た二条城行幸図屏風実物の左隻と右隻、総計3千人以上が描かれていて、左隻上段行列の左から2曲目の鳳輦(輿)が後水尾天皇、行列脇に控える侍が平伏しています。右隻上段の行列の左から3曲目の牛車が東福門院、拡大すると屋根に葵紋がびっしり描かれています。右隻下段行列の左から2曲目の、2列に並んだ緑色の武士の行列に続く2頭曳きの牛車が大御所秀忠、将軍家光は二条城で一行を迎えるためにスタンバイしていたので行列にはいないものの、秀忠真後ろの誰も乗っていない黒馬が将軍の名代ということらしい。制作年や制作者は不詳も、二条城行幸から間もない頃に狩野派の工房で制作されたものと推測されます。住友家に江戸時代から伝来するらしい。

二条城行幸図の他は東福門院和子を主人公にした展示、東福門院像(文政2年、京都府指定文化財、光雲寺蔵)です。東福門院和子(まさこ)は徳川秀忠の五女、寛永元年に後水尾天皇の皇后に即位。東福門院作とされる色紙、香合、押絵(手芸作品)などの他、鶏撮丸香炉(野々村仁清、泉屋博古館東京蔵)など、東福門院と交流のあった千宗旦、松花堂昭乗、狩野探幽、野々村仁清らの作品がずらり。特に気になったのが千利休の孫、千宗旦の一行書「日々是好日」、お気に入りの言葉ですが、唐末頃の禅僧、雲門文偃(うんもん ぶんえん)の言葉と分かりました。

青銅器館へ、去年5月にじっくり鑑賞しているのでざっくりと。

饕餮文瓿形卣(とうてつもんほうけいゆう、殷後期/紀元前12-11世紀)、饕餮文や蝉文がびっしり刻まれた釣手付きの酒器。

鳳柱斝(ほうちゅうか、殷後期/紀元前11世紀)、格子状の鶏冠のある鳳凰が飾られた温酒器。

鱗文簋(りんもんき、西周後期/紀元前9-8世紀)と饕餮文方座簋(とうてつもんほうざき、西周前期/紀元前11-10世紀)、簋は穀物を盛るための器。

虎鎛(こはく、西周前期/紀元前11-10世紀)は釣鐘の一種。

前回には見なかった、青銅器に刻まれた文字についての展示。見䆡(けんゆう、西周前期/紀元前11-10世紀)は酒器の一種、器の内底に「見作宝尊彝」と刻まれていて「見」は大きな目の人物が身をかがめて何かよく見つめている姿勢を表していて、「見」の字の甲骨文字。さらにこの器を作った人の名前らしい。

廿六年詔八斤権(にじゅうろくねんしょうはっきんけん、秦/紀元前3世紀)、権は計量のための錘の一種。表面には六国を統一し、度量衡や文字を統一した始皇帝の業績を喧伝する文言。

じっくり見れば3千年前の歴史について発見がいくらでも出てくる青銅器館です。

もう一度特別展「寛永行幸と花の都の文化びと」のポスター。白い装束の人たちが担いでいるのが後水尾天皇の鳳輦、屋根には鳳凰。右下が東福門院、鳳凰の冠をかぶっています。

帰路の2300系特急車内には「連覇」の車内吊り、阪急阪神の経営統合からちょうど20年と分かりました。最終戦に負けて巨人も負けての優勝、去年と比べるとイマイチ嬉しさ半分な連覇ではあります。