エル・グレコ
中之島香雪美術館で特別展「大原美術館所蔵 名画への旅 - 虎次郎の夢」が始まりました。倉敷の大原美術館改修工事に伴い、その名品たちが中之島香雪美術館にやってきました。大原美術館には大昔に訪ねエル・グレコの受胎告知を見た記憶がうっすらあります。その受胎告知も現在は中之島に。
さらに大原美術館は館内撮影禁止なのに中之島香雪では撮影OKらしい。これは見逃せません。
中之島香雪美術館
千日前線から四つ橋線乗り換えのルートは鬱陶しいので、自宅最寄りバス停から渡辺橋までシティバス62系統、バス停の真ん前がフェスティバルタワーウエスト。えらく長いエスカレーターを3回乗り換え4階まで上がると中之島香雪美術館。神戸のゴッホのように混雑していたら日を改めようと思っていたのですが超余裕で拍子抜け。
大原美術館は現クラボウ、クラレ、中国電力などの礎を築いた大原孫三郎が1930年に創設、その西洋美術コレクションを収集したのはその友人の洋画家、児島虎次郎です。この虎次郎の足跡をたどりつつ大原美術館のコレクションを鑑賞するという特別展、「虎次郎の夢」というサブタイトルは「寅さん」シリーズにひっかけているのはミエミエですが悪くないノリです。
以下額縁のない写真は撮影した写真の画角の補正やトリミングをしています。
周りに誰もいない瞬間に引いて撮って、エル・グレコならではの光を際立たせてみました。昨年夏にプラド美術館から絵画修復士を招聘し、表面の汚れや後世の加筆部分を除去し、400年前の色調や透明感を取り戻す修復作業が行われたばかり。修復完了後昨年末まで大原美術館でプレ再展示が行われ、年が明けて大阪にやってきたとのことです。
山田五郎オトナの教養講座のエル・グレコ編最後の方で、日本との関わりが紹介されています。トレドにいたエル・グレコに天正遣欧少年使節団が会った可能性が高いとの話には、ちょうど原田マハさんの風神雷神を読んでいるところだったので惹き込まれました。さらに第二次世界大戦以前は日本で実物が見られる唯一の古典西洋絵画だったことが、エル・グレコの工房作説も踏まえたうえでこの受胎告知が紹介されています。ひょっとしたらこの作品が俵屋宗達にも影響を与えているのかも知れない、と想像を膨らませています。
展覧会の入口です。出品リストのPDFを見ると展示品数は総計66点と多くないものの満足度は高いです。リストの最後に茶室展示としてジャコメッティの作品があったと分かったのは帰宅後、完全に見逃してました。3月29日まで開催なので、再度訪ねることになりそうです。
「今夏奇跡の来日」の朝日新聞号外が置かれていました。フェルメール「真珠の耳飾りの少女」が8月21日から9月27日まで大阪中之島美術館での展示決定の速報です。日本ではたぶんダ・ヴィンチのモナリザより人気の作品、大混雑は必至もぜひ見てみたい。フェルメールの他の作品も集められるのか、同時代のレンブラントらの作品もやってくるのか、どういう展覧会になるか楽しみです。会場はここ中之島香雪美術館ではなくて収容力のある大阪中之島美術館です。
中之島香雪美術館は朝日新聞の運営、フェスティバルタワー自体が朝日新聞大阪本社。大嫌いな朝日新聞ですが、文化事業は高く評価したい。
大阪市立東洋陶磁美術館
東洋陶磁美術館まで来て素通りできず入ってみることにしました。ひと月前に来たばかりですが、また来てくれたんやニャーとMOMO(当館のイメージキャラ)。iPhoneと充電器をつなぐケーブルを忘れてきたのiPhoneの電池残量は心もとないのですが、東洋陶磁美術館はカメラでもOKです。