ハズレの雲出川河口
ゴールデンウィーク、ちょっとは遠出してみようと、伊勢湾へ向かうことにしました。このところ白塚海岸や千里湿地ばかりなので、松阪の五主海岸へ。かなりの遠浅海岸で前回干潮時に訪ねたところ、鳥たちはが遠かったので、満潮を狙います。
山の辺の道の時と同じ、上本町8:30の中川行急行で出発。5200系じゃなけければ次の特急にするつもりだったのですが、今日も5200系。上本町出発時点ではガラガラも、鶴橋でドカドカっと乗ってきて満員。隣に体格のいい男性が座っていささか窮屈です。
高安を通過、前の席には鉄ちゃん少年が窓にスマホを立てかけて動画撮影。今どきの動画はスマホ縦向きです。
伊勢街道をまたぐ築堤を上る1201系2連の中川行、後ほどこの場所を下から見上げる予定です。
松阪に到着。駅前の松阪市観光協会でレンタサイクルを借ります。ウェブサイトには普通車6台、電動アシスト2台とあってかなり不安だったのですが、運良く電動アシストをゲット。
その休憩スペースから録り鉄、さっき1201系が上っていた築堤を名古屋行アーバンライナーが上っていきます。手前の架線柱と2番目の背の高い架線柱の間を狙ったのですが失敗。
格子戸のお宅が並びます。屋号の表札が掲げられ玄関にはもう5月なのにしめ縄、松阪市嬉野(伊勢中川駅近く)より南では8割以上の家庭で一年中しめ縄を飾る風習があるそうです(参考)。
国道23号に出てきました。向かいのDIYのお店には以前富士フィルムの特大看板が掲げられていたのですが、ビル自体建て替えられたようです。
国道23号の東側に広がる田園地帯を海岸へ向かってペダルを漕いでます。
旅先でちょくちょく見かける数字の銀行、ナンバー銀行とも呼ばれる国立銀行と分かりました。国立銀行とは言え国が設立した銀行という意味ではなく明治5年に成立した国立銀行条例に基づき設立された金融機関のことで、番号はその設立順で153まであったものの、多くは合併や解散、破産などで消滅し、現在残る番号だけの純粋なナンバー銀行は十六銀行(岐阜)、七十七銀行(仙台)、百五銀行(津)、百十四銀行(高松)の4行だけ。ちなみに長野の八十二銀行は十九銀行と六十三銀行が合併して八十二だそうです。第一銀行は現在のみずほ銀行、第一勧業銀行が宝くじを売っていたことは記憶に新しい。
近鉄のイベント列車でもお馴染み、今も松阪駅構内で駅弁を販売されている新竹商店さんです。
Google Map上にお気に入りマーカーを付けている大口屋さんです。持ち帰りがメインですが小上がりに上がらせてもらい、うな重松2,500円かうな丼松1,800円かさんざん迷って悩んでうな丼松に決断。テレビは中京テレビのキャッチというワイドショー、関西だと.tenの時間です、15分待ってうな丼登場。
丼のフタをとると思ったよりうなぎが小さめな気がしてうなぎをアップしすぎてしまいました。いちごショートケーキよろしくご飯の中にもう一切れうなぎが埋もれています。味や舌触りからこの値段でも明らかに国産と分かります。Google Mapの口コミへのオーナーの回答で三河一色産と確認できました。昔から松阪っ子にはソウルフードのような大口屋さんだそうです。
5年前は改装工事中だった松阪駅は国鉄時代まんまの姿が残されていました。中間改札もなく桑名駅と違ってここではJR東海と近鉄が仲良しです。
大阪上本町行30000系ビスタカーの平屋で帰ります。