蟹とたはむる
春のシギチの渡りは過ぎてしまった可能性が高いもののコアジサシに期待して干潟へ。
27日未明30000系が小原田車庫で脱線、けが人はいなかったものの、脱線した線路の奥に留置されていた、もう1編成の30000系と1編成しかない31000系が出庫できなくなり、今日明日の特急こうや・りんかんは自由席特急として時刻表通り運行だそうです(南海による報告書)。以前赤こうやだった30001編成、修復できるのか、廃車になってしまうのか心配ですが、ひょっとして代走は赤い2300系かもととちょっと時間に余裕をみてでかけたら2000系でした。7年も前ですが、紀伊細川で倒木があって2000系が閉じ込められて2300系が代走しているところに出くわし、難波から堺東まで乗ったことがあります。
1000系の空港急行で出発、2000系と同じ顔もスラントしています。9番線のラピートはゴールデンウィーク以降平常運行に戻ったそうです。
泉佐野で乗り換え樽井に着いたら駅売店には、2022年5月末日をもって閉店させていただきます、との張り紙。お菓子の向こうにいつも居眠りしている店番のおばあさんの背中が見えるのですが、ピクとも動かず今日も気持ちよく居眠りのようです。
男里川河口へ続く緑道でツバメシジミが外と内が同時に見えるいい角度で翅を開いてくれました。
男里川右岸河口
シギチの声は聞こえずひっそりした男里川右岸河口、しおだまりを覗いてみるとイソガニが泡を吹いてました。
イソガニがいっぱい。フジツボの写真のイソガニ右側にカニの足らしきが4本、どういう状況か不明です。
ヤマトオサガニです。
真っ白なハクセンシオマネキ。
黄色っぽいハクセンシオマネキ。
見かけない離陸機はベトジェットエアのA321。
左岸先端にシロチドリのペア。
右岸先端の島になったところのシロチドリと左岸先端でぼっちのシロチドリ。
台北からエバー航空B787が到着。ハマヒルガオはまだ綺麗です。
男里川左岸河口
川の浅瀬にキアシシギが1羽、仲間はみんな北へ旅立ったはずです。
川の中にもイソガニ多数。左岸河口にはハシボソたち。
渡りのシギチがいなくてもシロチドリに会えるのが男里川のウリです。
石積みの堤防に腰を下ろしておにぎり。上空を通過するハシボソたちを見上げるとミサゴが一緒でした。写真は無し。石積み堤防の先、関空のボーディングブリッジには少し賑わいが戻ってきているようです。
尾崎の浜
小さなヤドカリが緩やかな波に抗いながら移動、よくみると極小ヤドカリがお母さんを追いかけています。
テトラポッドの下、泥地の浜に砂団子が散らばっていました。すぐ近くにいるのに気づかなかったキアシシギが飛び立ったものの向こうのテトラポッドに下りてくれました。
砂団子の製造者は甲羅が紫色のハクセンシオマネキ。
手ブレ動画行きます。男里川右岸河口の白いハクセンシオマネキと違って甲羅が紫色でハサミの根本が黄色いハクセンシオマネキばかりです。通常期と繁殖期で色が異なると説明するページもあったのですが、右岸河口のはいつも白ばかり、ここでは紫色でも繁殖行動であるウェービングをしています。色の違いは集団毎のDNAの違いのように思われます。
さらさらの砂浜からはコメツキガニが出てきてくれました。
もっと近くに別のコメツキガニ、自分から2mないくらい。
コメツキガニの砂団子製造シーンです。砂団子を作りながらバンザイポーズ、なかなか忙しいです。
南海の尾崎の浜の泥砂に われズームレンズで蟹とたはむる
2mもない距離なのに横向きばかりじゃ面白くないのでちょっと移動しようと足を一歩踏み出しただけで、ササーッと逃げて穴にもぐってしまいました。しばらく待ってみたもののもう出てきてくれる気配がありません。
コアジサシを期待していたけど、この時期に止まっているはずのブイにフンの跡も見えず。
関空第1ターミナルには5機も駐機しています。しばらく見なかった光景です。
尾崎駅改札前のチェーン店のたこやき屋さんが閉店してました。駅の火事の前は上海という中華屋さんだった場所です。難波駅の商業開発はもう今宮戎に近くまで伸びていて、新今宮も星野リゾート効果で大きく様変わり、和歌山市もキーノができていくらか賑わいが戻った訳で、こんどは途中駅の商業開発が南海にとって大きな課題ですが、尾崎駅の優先度はあまり高くなさそうです。
浜寺公園駅上り線が、待避線がタテに並ぶ特徴的な長いホームから、そっけない仮ホームに切り替えられました。