大阪府縦断鳥鉄

緑色の南海7000系、7037編成が標準色の7000系2両と一緒になっての運用はたぶん今日がラストチャンス。森の中の池のトンボチェックも兼ねて孝子へ向かうことにしました。

緑の7000系のサザン以外での運用は公開されていないので、いつやってくるのかわかりません。区間急行のかぶりつきをゲットして、対向列車を見逃さないようにチェックしていたら、堺の次、湊駅に停車していました。

えきから時刻表でチェックすると、この普通電車のなんば着は8:02、とすると折り返しは、8:10の空港急行と狙いをつけ、泉佐野で張ってみたのですがハズレ、なんば8:18の普通車は2扉車と明記されているので、なんば8:25発の区間急行かと思いきや、やっぱりハズレ、諦めて、この区間急行に乗って孝子へ向かうことにしました。

なんば発8:03の普通が孝子を発車して行きました。もしなんばで1分の折り返しができたとしたら、これですが、やはり違いました。ということは羽倉崎を出庫したばかりなのに、なんば到着後、住之江へ回送されていたようです。やって来ないハズです。

駅近くでモンキアゲハを撮って、森の中へ向かいます。モノサシトンボ、最近よく見かけます。

アジサイがまだ大輪の花を開いていてビックリしつつ、池に到着。孝子駅から15分程歩いただけですが、人っ子ひとりおらず、やっても来ず、クルマの音も全く聞こえません。

ショウジョウトンボが10頭くらい池の上を飛び回っています。

この池から道が2つに分かれ右へ行くと孝子の森ですが、今日は左の道を進んでみることにします。Google Mapだともうひとつ池があるはずです。

ぬかるんだ林道を10分程歩くともうひとつの池に着きました。手前の池よりかなり大きな池で、コシアキトンボが多いです。

林道の軽トラのものと思われる轍は古いものではなく、人が来ることもあるようで、池の土手にいくつか養蜂の巣箱が置かれています。立入禁止とかの掲示もなく、ここが私有地なのか公有地なのかもよくわからないのですが、なんか見つかると怒られそうな気がして、早々に退散することにしました。

手前の池まで戻ってきました。ここなら孝子の森への通り道なので見咎められることは無いはずです。クロイトトンボが数頭舞ってます。

駅にもどる道のモノサシトンボ、去年はアオモンイトトンボだったのですが、今年はモノサシトンボとご縁があります。

翅の付け根の赤い部分は何なんでしょうか、調べてみたものの不明です。分かったらまた書きます。

初見のコチャバネセセリ。

さあ、帰りは7000系に出会えるか、運転室後ろに椅子がない8000系で立ってかぶりつき。淡輪駅付近のS字カーブ、この辺り沿線に撮り鉄さんたちの姿もチラホラ。

ところで南海の運転手さんはみんな運転席右側の台にバッグを置くので、かぶりつきのじゃまになります。これはイケマセン。阪神電車ではこの台の脇にフックを取り付け、バッグを引っ掛けるようになっています。ぜひ真似してほしい。

萩ノ茶屋近くで緑の10000系サザンがやってきました。

なんば入線待ちで、出てきたのは7000系普通和歌山市行!

現行標準色7019編成(7019+7905)と緑の7037編成をつないだ6連、この他に7031編成2両と併せ、もう8両しか残っていない7000系です。

なんばから空港急行で引き返せば堺で追いつけます。

が、なんばに着くと3番線に、なんと2300系!それも区間急行三日市町行です。

2300系は橋本から極楽橋間のみで運用されていて、なんばまで乗り入れることはありません。

例えて言えば、嵐山線専用の阪急6300系が梅田にやってきた、くらいのインパクトです。

めったにないことなので、堺東まで乗ってみることにします。中吊り広告も高野山のものだけです。

これに乗れば緑の7000系に追いつくはずの空港急行が追い抜いていきます。

阪堺電車の神ノ木駅をアンダークロス、大和川を渡ります。特急ではないクロスシートはやはり快適。

2300系の運転手さんが待避中の各停の運転手さんに事情を話しているところです。紀伊細川駅で倒木があって橋本以南が一時不通になり、動けなくなった2000系に代わり急遽2300系がかり出された、ということだったようです。

見慣れない電車にスマホを向ける人も多く、南海沿線はやっぱり鉄ちゃん文化が濃いと思います。

堺東で最近お気に入りの「しゃぶ扇」を見つけ、しゃぶしゃぶランチをいただいて大阪へ戻ります。と、やってきたなんば行き区間急行は折り返しの2300系!

後部かぶりつきで黒こうやをパチリ。

新今宮で下車して、撮り鉄の兄ちゃんたちに混じって2300系を見送ります。慌てて前へ飛び出してしまったので、撮っていたお兄ちゃんにジャマにならなかった?と聞いたら大丈夫、と聞いてホッとしました。

新今宮はやはり絶好の撮影ポイントですね。ハマりそうです。

7000系と同期の6000系は72両全車現役、置き換えの予定もありません。

2300系は急行橋本行で折り返し。不通区間は復旧したようなので、橋本到着後通常運用に戻るはずです。


一旦ウチに帰り、ちょこっと急ぎの仕事を片付けて再出発、こんどは北へ向かいます。大阪府縦断と洒落るなら最南端の駅、孝子から、最北端の駅、妙見口に向かうべきですが、この時間から能勢はキツイので、目的地は箕面市とします。

千里中央からバスで30分程、五字(ごあざ)神社のアオバズクです。もう6時を回っているのですが、まだお休み中でした。この子と合わせて全部で5羽います。

周辺は小高い丘陵地で住宅と田んぼが広がっています。遠くは生駒連山の北端部分、交野山がくっきり見えます。手前の観覧車はひらかたパーク。

そろそろ起きているかな、と戻ってみました。目は覚ましているようですが、動きは鈍いです。

もうかなり暗くなってきました。感度を上げて撮るしかないのですが、真っ暗なファインダーで撮るのは至難の業とわかりました。

北千里から天下茶屋行きで帰ります。リラックマトレインでした。

ヘッドマークだけはなくてエンブレムまで取り付ける凝りようですが、いかんせん、京阪のトーマスや南海の妖怪ウォッチと比べると、かなり地味。阪急っぽいといえば阪急っぽいですが。