交野山
渡り鳥の数が年々増えてきている白旗池、と紹介している大阪府のサイトを見つけ白旗池に行ってみることにしました。
放出から先はたぶん初乗車のJR学研都市線、もう片町線とは呼ばれていないようです。津田駅で下車、駅前のパン屋さんで食料調達して上述サイトの地図に沿って歩き始めます。
地図最初の池、地蔵池にカイツブリとカルガモがいました。
柿をついばむメジロ。
第二京阪道路をくぐり、山道へ入って行きます。歩くにつれクルマの音が遠ざかり、シーンとした森が続きます。
人っ子ひとり通らずかなり不安になってきたら、国見山頂上付近でようやく先を歩く人の声が聞こえてきました。
この付近、戦国時代に津田城というお城があったそうです。お城というより砦といったほうがいいかもしれません。
最後の50mほど、強い風が吹く、急な尾根道を登って国見山山頂に到着、すごい眺めが広がっていました。遠くは京都市内、手前は淀の京都競馬場です。
京都タワーが見つかりました。左手の方を見ると梅田の高層ビル群です。京都の中心部と梅田がいっぺんに眺められる場所があるとは知りませんでした。
あべのハルカスも見えることを確認して国見山を下ります。
20分ほど歩いて白旗池に着きました。もっとカモたちがいるかと思ったのですが、ちょっと期待はずれ。
交野いきものふれあいの里という施設があり、池に向かってフィールドスコープも覗かせてもらえます。
説明員の方にレンズの向きを合わせてもらって、オシドリがいることを確認できましたが、ガラス窓越しに、向こう岸の木の影、それも完全に逆光です。
カイツブリと頭が青く見えるマガモです。オシドリは木の影から全然出てきてくれませんでした。
白旗池から交野山へ向かいます。かなり急な登りで、正直キツかったです。途中の写真を撮る余裕もありませんでした。山頂直下あたりでは鎖場のようになっていて、鎖に掴まらずには登れませんでした。
巨大な岩の交野山山頂です。かたのやま、ではなく、こうのさん、と読むそうです。
風が強くおっかないのをガマンして岩の上に登ってみましたが、1枚写真を撮るのがせいぜいでした。
早々に下ることにします。下り坂も大変です。両手両足の内3つは必ず地面につける三点支持を厳守、場合によってはお尻も含めて4点支持で下りていきました。
シロハラ、エナガ、コゲラです。今日は鳥は完全にハズレでした。
山の中に田んぼがありました。夏や秋に来るべき場所のようです。風に倒された竹に塞がれた道で竹を跨いだりして、なんとかくろんど園地へ向かいます。
くろんど園地は105haの公園で、ちょうど西谷の森と同じくらいの広さですが、寒いし、鳥も虫も見当たらないし、西谷の森よりずっと長い距離を歩いたような気がします。
くろんど園地休憩所に貼ってあった自然の秘密を紹介するいくかの説明ポスターに、森の甘い香り、の紹介がありました。今日ここではこの甘い香りに気づきませんでしたが、このところの鳥見ですごく気になっていたことの原因がわかりました。
休憩所からは渓流沿いの道を下りて行きます。どこまで深いのかわかりませんが洞窟がありました。
フユシャクみっけ。滝もあります。月の輪滝というそうです。
国見山からずっと歩いてくるより、私市から登って来ていたとしたら感動はもっと大きかったかと思います。
ようやっと私市駅に到着、実は駅が奥まったところにあって気づかず、500m以上通り越してしまいました。もうヘトヘトです。
京阪の最新鋭13000系、ここ交野線や宇治線といった支線に最新鋭を導入する事例は、他の鉄道会社では殆ど無いかと思います。
車窓から見た今歩いてきた山々、一番左の三角山が交野山です。慌ててiPhoneで撮ったのでイマイチ不鮮明ですが、西日を受ける頂上の巨岩が見えます。