ダルマ初日の出
曇りマークの並ぶ湖北に対し、晴れマークが並んでいる伊勢湾の初日の出を狙うことに方針変更。終夜運転で行ける1年に1回だけのチャンスです。
4:03発、M78星雲行伊勢志摩ライナーで出発。八木で京都線からの接続があって満席になりました。
早朝でも大賑わいの伊勢中川で22000系名古屋行に乗換、10分ほどで津に到着。
2連の四日市行普通に乗換、ふと見上げると合格ダルマ。
名古屋線ならではの南山大学の広告を眺め目的地の白塚に到着、車庫が隣接していて、下り普通が列車交換。
まだ真っ暗な白塚駅前。安濃川河口より駅から海まで近いので、ここにしました。
誰もいない道を15分ほど歩いて白塚海岸、かなり期待できそうな空模様です。
幅の狭い堤防の先へ進む人たちがいるものの、自分はおっかないので、浜辺から。
渥美半島が浮いてます。その先の島になっているのは島じゃなくて伊良湖岬です。
水面を何かがジャボジャボっと進んでいます。魚かと思ったら鳥、ボサボサの冠羽、ウミアイサです。
推進力をためこんでジャボジャボ水面を高速走行、2020年最初の鳥はウミアイサ。
浮島になった伊良湖岬の手前をカモたち、ウミアイサもまだいます。いつの間にか後ろにたくさんの人が並んでいました。
オレンジ色の沖に鳥たちがたくさん舞ってます。日の出のポイントが確認できました。速い上げ潮なのに、水辺の突き出た場所で三脚立ててYouTubeライブ(たぶん)やってる人に、そこにいたら帰れなくなりますよ、と注意しておきました。
2020年1月1日7時1分、日の出です。
あっ!ダルマになりました。初めて見る光景に息を呑みます。
離れそうです。離れました。
iPhoneで撮るとこんな感じです。
朝焼けの中を数十羽の軍団、ハマシギっぽいです。
砂浜に長くて薄い自分の影。そばでちょこまかしているのはハクセキレイ。
浮島が動いてます。船です。浮島現象とは下位蜃気楼ですが、動くものも反映されるんですね。
浜辺を闊歩する強面のウミネコ海岸警備隊。だいぶ日が上がってきました。
ウミネコは幼鳥でもパワフルです。水辺に降り立ったのはミユビシギかな。
やっぱりミユビシギ、チョーカワ。
左の2羽はミユビシギ、右端はハマシギです。ハシボソガラスの間に降りてすぐさま飛び立った50羽くらいの集団、羽の白い帯が見えるのでハマシギです。
堤防にいた人たちはほどんど引き上げました。自分の影はさっきよりだいぶ短く濃くなってます。
セントレアに着陸態勢の飛行機、たぶんタイ国際航空のA350-900です。
浜辺にいた人たちはほぼ全員引き上げてしまったものの、残された貝殻の2020に感動。
砂浜の向うに青空が広がりました。さっきの浮島の船が戻ってきました。伊勢湾フェリーの初日の出クルーズのようです。
誰もいなくなった浜辺で煙がモクモク、誰かが焚き火していたのが十分に消えていないようです。
砂をかけて消したものの、ちゃんと消えたか気になって戻ってきて、もう一度砂をかけておきました。
と、バタバタっと降り立ったのはハマシギたち、さっきのハクセキレイもまだいます。
一日いても飽きることがなさそうな白塚海岸ですが、今日もうひとつの目的地へ移動することにします。