お寿司とボルガライス

先週見つけた生野銀座商店街のたっちゃん寿司へ行ってみます。

目的地へは73系統出戸バスターミナル行のバスで田島五丁目下車が乗換なしで最寄りと分かりました。牛乳石鹸の広告がなかなかオシャレです。

自宅近くを通るものの初乗車の73系統、千日前通、玉造筋、勝山通、今里筋と階段状に走ります。田島四丁目バス停付近で車窓に「モスクワの味、パルナス」を見つけて慌ててパチリ、城壁のようなレリーフもそのまま。Google Mapには「史跡・旧パルナス 近藤商店」と記されています。一見の価値あり、ということでしょうね。ピロシキが食べたくなります。

趣ある長屋が並んでいます。昭和初期の建物かと。平野川を渡ると向こうにハルカス。

長屋の1軒がいい感じの園芸店になってます。生野銀座商店街の東側の入口、TALKする笑店街 どりー 銀座街、ノリはわかるものの、キャッチフレーズが多すぎて焦点がボケてしまってます。

たっちゃん寿司

たっちゃん寿司です。4人分だけのカウンターに先客3人がいて、間を空けて入れてもらいました。後で気づいたのですが、お店の右側に寿司屋というよりお好み焼き屋っぽいテーブル席がいくつかあり、結構収容力があります。

まずは生中とうざく。うざくってうなぎとキュウリの酢の物だったはずですが、キュウリの姿が見えません。食べ進めると底の方からキュウリがでてきました。これでなんと300円!テレビで新婚さんいらっしゃいをやっていて、日曜午後っぽい雰囲気が漂っています。

年配の大将が気難しい顔して握っているのかと予想していたら、笑顔の素敵な大将というよりマスターと若い奥さんのコンビで切り回しています。先週自転車で通りかかってお店を見つけ、今日はバスで来ました、と言ったらすごく喜んでくれました。

白い皿は100円、黒い皿は200円、もちろん2貫でです。ジョッキはプレーンチュウハイ120円。黒い皿のえびとは別に薄いえび100円、というのもあります。

この辺の桑津街道の雰囲気好きなんですよね、と言ったら、えっ、桑津街道ってどこですか、とマスターも隣の席の桑津の住人という方もご存知なかったようです。テレビはアタック25に、司会が谷原章介さんになっているのは知りませんでした。アタックチャンス!と思わず児玉清さんのポーズをしてしまいました。

突然、上半身裸の男の子が飛び出してきてビックリ、お店の奥の部屋でゲームをしていたようです。マスター夫婦は4人のお子さんがいるそうな。マスターは実は魚より肉が好きとか、話が盛り上がります。

〆にう巻きをいただきました。ついついお酒も進んでええ塩梅に。ごちそうさまでした。

商店街散歩

ええ塩梅になったもののしっかり食べたので足取りも軽やかに生野銀座商店街を散歩します。

美味しそうなぬか漬けが色々と、スイカや青果も売ってる漬物屋さん、その先にあるのは和菓子屋さんの工房のようです。

路地を覗いてみると、涼しげな木造住宅。海苔昆布屋さんの品揃えは半端ないです。

定番、角のタバコ屋さんがあって、商店街のお客様休憩所、6月22日は紙芝居だそうです。

疎開道路に出てきました。ここから先は生野本通商店街、ここまでは生野銀座商店街(生野銀座街)のはず、ところが振り返るとアーケードには生野本通中央商店街とあります。どうやら1本のアーケードが途中で別の商店街に変わっていたようです。

調べてみると、このアーケードはさらに中間部分が生野センター街、ベルロード中銀座商店街になっていると分かりました。シャッター通り化がさらに進行してるのに、一本化してしっかりスクラム組んでいかなあかんちゃう?

国道25号に出てきました。駅前パーラーというお店のショーケースを前におばちゃんたち。あんた何にする、ウチ、チョコレートパフェにするわ…、とか悩みに悩んでお店の中に消えていきました。どうやら、まいどおおきに食堂を運営する外食チェーンの新業態のようです。ガラスケースの食品サンプルが分かりやすく、パーラーと名乗りながら暖簾がかかっていて、がっちり昭和を演出しています。このマーケティングは絶対有りです。

追記:このパーラーへランチを食べに行ってきたのですが、残念ながら味、量、価格とも期待はずれ。お店の人たちが感じ良かっただけに残念です。食事より喫茶メインなのかも。(6/13)

さすべえが立ち並ぶ向こうに323系、だいぶ大阪の風景に溶け込んできました。

環状線のガードをくぐった向こう側に何か行列、クレープ屋さんです。普段スイーツなどめったに食べないものの、お寿司の後のデザートが食べたくなり並んでみましたが、ちっとも列が進まないので、諦めました。

73系統のバスでエンジョイエコカードを買っておいたので、バスと地下鉄を乗り継いで天保山埠頭へ潮風で酔い覚まし。

向こう側の大きな船は商船三井の石炭運搬船、彩洋、89,995総トンもあります。オレンジ色のクレーンは向こう岸にあるのではなく、甲板に設置されたものです。天保山埠頭に着岸しているのは、そうほう丸、ガット船と呼ばれるクレーン付の砂利運搬船です。

ボルガライス

なんば行のバスが行ったばかりなので大阪駅前行に乗車、お寿司をいっぱい食べてまだ間もないのに、クレープを食べそこねたので小腹が空いてきました。

お肉が食べたくなり四ビルの欧風軒に行ってみたらかなり順番待ちなので諦めて新梅田食道街へ。

おおさかぐりるのボルガライス、普通ですか大盛りですかと訊かれ、思わず大盛りと答えてしまいました。でてきたのは標高5cmくらいのオムライス、その上にぶ厚いとんかつがどーんと載ってデミグラスソースがたっぷりかかってます。

とても食べきれないと思っていたら、あっさり平らげてしまいました。自分がこんなに食べられるとは自分でもビックリ。調べてみたらボルガライスは福井県武生のご当地グルメだそうです。今度キーボやレトラムの乗り鉄撮り鉄に行った時には、ぜひチャレンジしなければなりません。

もう動けないくらいの状態になったので、隣の喫茶店、トリヤード。

実物大くらいのピノキオの木の人形が素敵です。以前ピノキオを逆にしてキノピオ - CHINOPIO - というハンドルネームを使っていたことがあり、とても親近感を感じる一方、マリオシリーズにキノピオというキャラクターもいて、ピノキオかキノピオか、自分でも分からなくなってきています。