雪の大原、青い鳥
雪が見たい!つーことで鞍馬へ。鞍馬・貴船1dayチケット1600円は発売終了、鞍馬・貴船1dayチケット<大原エリア拡大版>1900円に統合されていました。
雪の鞍馬
積雪ゼロの出町柳からレッドきららで出発、岩倉辺りから田んぼは真っ白に。
去年1月ほどではないものの二ノ瀬では銀世界。
鞍馬到着。鞍馬天狗は鼻の復旧の際、台座も新しく建て替えられたようです。
岸本老舗でにしんそば、体は温まりエネルギー充填100%でいざ鞍馬山。山門付近の雪は大したことがありません。
山門を潜り、ケーブル乗り場あたりから道はツルンツルン、雪の残る部分を選んで歩きます。木々に積もった雪が、時々バサッと落ちてきます。
石段もツルンツルン、慎重に上ります。ケーブルからの道と合流したあたりから丁寧に除雪されていて歩きやすくなりました。
いつものように洗心亭の喫煙所で一休み。ここの自動販売機はホットが無いのが残念です。
本殿に到着、積雪は20cmも無さそうです。
奥の院へ抜ける門のところに「急告」の掲示。それでも行ってみようと石段を上りかけたのですが、やはり引き返すことにしました。奥の院の静かな雪道を歩くことが今日一番の目的だったのですが、新雪が融けてツルンツルンの道を1.5km、それも殆どが下り坂となると腰が引けました。結果的には正しい判断だったようです。
本坊前の瑞風庭の雪は融けていなくて20cm以上ありそうです。
ケーブルカーで下りることにします。九十九折参道との分岐点からケーブル多宝塔駅までの道もツルンツルン。
多宝塔の近くで2羽の小鳥。
ビンズイかと思っていたのですが、眉斑がありません。どうやら初見のノジコ♀のようです。
ちょうど発車するところのケーブルに駆け込んだらレンズが曇ってしまいました。鞍馬山ケーブルは鉄道事業法の許可を得た日本で一番短い鉄道です。
積雪はさほどでもないものの電車のいない鞍馬駅は雪に音が吸い込まれシーンと静まり返っています。時々雪解けの水の音が聞こえるだけ。ほどなく800系がやってきて静寂が破られました。
奥の院から貴船へ抜けるつもりだったのが、早く戻ってきてしまったので、1dayチケットが300円値上がりした分の元を取るべく大原へ行ってみることにします。
雪の大原
宝ヶ池で京都バスに乗り換え。15分ほどで来るはずのバスは10分遅れ、雪が舞う寒いバス停で凍えました。ひとつ先の花園橋だとバス停前にファミマがあって、そこまで歩けば良かったです。ちなみに貴船口から大原へのバスが運行開始され、この1dayチケットも有効なのですが1日3往復だけ。
大原バス停のトイレは自動水栓が凍っていたので、塀に積もった雪で手を洗いました。冷たいです。
女ひとりの歌碑の前にでっかい雪だるまとかまくら。きょーとーおーはらさんぜんいん♪と頭のなかで歌いながら三千院への参道を歩きます。
呂川の清流にルリビタキ!川上から少しずつこっちへ移動してきます。カワセミやオオルリもそうですが、やはり青い鳥に会えるとかなり嬉しいです。
ルリビタキ♂は3年ぶり、自分がどっぷり鳥見にはまるきっかけをくれた鳥です。
川の石垣を器用に上って、呂川の対岸へ行ってしまうまで、じっくり楽しませてくれました。
三千院客殿のお庭、聚碧園。池はバリバリに凍ってます。
ここへやってきた目的のわらべ地蔵はたぶんこのぽっこりした雪のふくらみのようです。綿帽子をかぶっているような姿を期待していたので完全に想定外。杉の木の間に立つわらべ地蔵、雪が積もっているだけでなく、雪の反射でお顔は見えません。
積雪は鞍馬より深いです。足元にうさぎの雪だるま、あやうく踏み潰してしまうところでした。
喫煙所で一服つけていると目の前の梢にヤマガラ。
杉の木に止まってるコゲラは初めてかも。殆どセミです。
大原を一望できるビューポイントです。何かの柑橘類が綿帽子をかぶっていました。