江井ヶ島〜舞子

江井ヶ島へ行ってみます。たぶんほぼ3年ぶり

阪神電車の運転手さん独特の腰を浮かして安全確認のアクションをパチリ。

喫茶uで早めのランチしてからと新開地で途中下車したらuは3月に閉店してしまっていました。改札を出て別の喫茶店で間に合わせたもののガッカリ、お気に入りのお店がなくなるのは切ないです。

塩屋港が見え、垂水を過ぎると山陽電鉄の線路は海辺から離れるものの、高台になって明石海峡大橋が大きく見えてきました。

舞子公園を過ぎると車掌さんが自分の席にやってきました。ん?と思ったら、もうすぐキレイに橋が見えますよ、よかったら窓を開けてどうぞ、とわざわざ案内に来てくれたと分かりました。最後部車両の一番後ろの席でさっきからスマホでパチパチやっていた自分を気遣ってくれたようです。こういうことがあるとますます山陽電車ファンになってしまいます。お言葉に甘え窓を開けてパチリ、窓を開けて撮るとやはり空の色が違います。車掌さんに目配せでお礼。

明石で下車、5000系直通特急を見送ります。

明石駅の南口側にでっかいショッピングモールができていました。

その隣にタワマン、海と明石海峡大橋、淡路島、JRに山陽電車…、これは羨ましい。竣工2年前の発売と同時に即日完売だったようです。最上階はどうやら共有スペースで、低層階の住民も景色を眺めることができるのでは。

江井ヶ島

江井ヶ島で下車、3000系アルミ車を見送り、田園地帯をグルっと廻って西江井ヶ島駅まで5kmほど歩きます。青い田んぼと黄金色の田んぼが混在しています。

黄金色の田んぼでも、水を止めた田んぼと水が引かれたままの田んぼがあります。田んぼの水を抜くことを落水といい、通常出穂から30日、刈り入れの10日前に行い、コンバインを入れたり刈り入れ作業がスムーズになるものの、落水が早すぎると未熟米に、遅れると品質が劣化するそうです。土壌やその年の天候等で異なり、微妙な判断が求められます。

鳥は殆ど見当たらず撮り鉄します。希少派のEF200とキハ189系はまかぜ。

多数派のEF210牽引の上り列車。

水草がびっしりのため池越しにEF210牽引の下り列車。

EF200牽引の上り列車、ドラクエに出てきそうな丘の上の塔は明石市西部配水場の配水塔です。

さくらとのぞみ。

何かの苗を飢えたばかりの畑でようやっとコチドリ発見。おでこが黒くなくて幼鳥かと。

江井島中学北側の以前蓮池だったところにイカルチドリ、こちらも幼鳥のようです。

すっくと背を伸ばした姿はイカルチドリ独特かと。イカルチドリとコチドリの見分け方は微妙ですが、黄色いアイリングがくっきりしているのがコチドリ、嘴や尾羽が長いのがイカルチドリ、といった違いの他、脚の膝より下、脛の部分の長さが長くて腰高、頭の大きさが小さめでスラっとしているのがイカルチドリ、ズングリしたのがコチドリ、という印象の違いが大きいように思います。

舞子

夕暮れを待って舞子公園へ。

橋の左手大阪湾と右手播磨灘、ずいぶん空の色が違いますが、播磨灘側が曇っているわけじゃなくて、太陽に近いだけです。

播磨灘に薄っすらと見える島影は小豆島。

大阪湾の向う側、あべのハルカスかと思ったらりんくうゲートタワービルです。舞子の浜は南西に向いているのであべのハルカスは見えません。

りんくうタウンの南側にも高い建物、多奈川第二発電所の高炉です。

明石海峡大橋を真下からと西側から。

関空に着陸するJAL機、手前の船はSIPEAというイタリア船籍のプロダクトタンカー、シチリア島のパレルモからやってきています。ボナセーラ!

ランディング直前のJAL機左側の白い塔は泉南市の清掃工場です。あの真下にハクセンシオマネキがいます。

高松から神戸へ向かうジャンボフェリーりつりんII、5月に乗船した船です。

車両甲板が露出していて船室部分が前半分しかなく、どうにもカッコいい船とはいいがたいです。3,664総トンと南海フェリーより大きいものの、やはり船内はかなり狭苦しく感じられます。

名門大洋フェリーのきょうとII、9,731総トン、大阪南港発新門司行。広々とした展望デッキ、これは乗ってみたいです。

明石海峡大橋通過が18:08、南港発が17時ちょうど、阪神/山陽の直通特急で梅田から舞子公園までほぼ1時間なので、船足は結構早いです。そのせいか波の掻き分け方が豪快です。

橋をくぐるきょうとII。

今日の舞子の夕日、家島諸島に沈んで行きますが、水平線上は曇っていて、夕焼けも広がらず。

日が暮れてさらにもう1隻の大型船、泉大津港発新門司港行の阪九フェリーひびき、15,897総トン、2015年4月に就航したばかりの新造船です。これも乗ってみたい。華やかな淡路SAの背景がとても似合ってます。

関西九州を結ぶ瀬戸内海航路にはこの他に神戸新門司の阪九フェリー、名門大洋フェリーがもう1便、神戸大分のさんふらわあ、大阪別府のさんふらわあがあり、1万総トンクラスが合計6往復もあります。ひびきのような新造船も導入されているように、かつてのあかつきや彗星等、ブルートレインの需要をしっかり吸収しているようです。