男里川を歩いて渡る
大潮で関空島の干潮は午後4時前7cmということでゆっくり出かけます。目的地は男里川ですが、まずはみさき公園。
みさき公園駅から徒歩約10分の「紀淡」、他のメニューも試してみたいと思いつつ、めったに来ることができないので、やっぱり春巻き定食。友達の友達のお店と聞いたことがあるのですが、どの友達なのかが思い出せないので、聞けないままです。厨房にそっくりの料理人さんが二人、こちらはがまんできずに、双子さんですか、と聞いてみたら、全くの他人ということでした。
紀淡の駐車場から7100系、7000系を追いかけていた時に見つけて以来、お気に入りのお店です。
いつもとは逆に尾崎から樽井へと歩いてみます。テレビアンテナのイソヒヨドリがいい声で鳴いてます。電線に止まっているコサギを見たのは初めてかと。
尾崎港の灯台です。今日は関空からの離陸は南向きです。調べてみたら深圳航空のB737無錫行、江蘇省の蘇州の隣の市です。関空から中国の渡航先はずいぶんバリエーションが増えてます。
尾崎の浜のハマヒルガオ。大潮の干潮なので、テトラポッドの防波堤まで歩いて行けます。普段は水の底の浜辺に自分の足跡。
シロチドリが2羽。
シロチドリは身のこなしが軽く、他のシギチより走るのが速いです。
男里川河口へ抜ける消波用の石垣の上を歩いていたら、バタバタバタっと15羽くらいのチュウシャクシギが飛び立ちました。
チュウシャクシギたちが飛ぶ向こうのテトラポッドのさらに向こうには中華航空のジャンボが見えます。
男里川河口左岸に到着、水辺にチュウシャクシギ。こちらもバタバタバタっと飛び上がったものの、遠くへは行かないようです。背景はりんくうタウン。
いつもの石積みの堤防に腰を下ろしていると、さっきと同じ水辺に降り立ち、カニをゲット。
今度は堤防左、尾崎側に2羽降り立ち、堤防右側にいたのが飛び立ちました。
今日は探鳥会グループもいなくて、他には若い兄さんがひとりだけ、この兄さんとの情報交換でトウネンやメダイチドリ、それにキアシシギは川の方にいっぱいいるとのこと。
シロチドリを撮ったつもりがトウネンも一緒に写っていました。キアシシギがいっぱいいると聞いた川の少し上流に向かってみます。
大潮の干潮で河川敷が大きく広がっていて、男里川右岸の泉南市側へ歩いて渡れそうと気が付きました。見ていると小さな女の子が、川を歩いて渡ってきて、家族に自慢しています。自分も試してみます。
一番浅そうなところを選んで、靴下まで少し水に浸かったものの、靴のままで難なく中洲へ渡れました。左岸河口から右岸河口へは川上の菟砥橋を渡るしかありません。1.5kmくらい歩かなきゃならないところを100m弱に大幅にショートカットしたことになります。
さっきのお兄さんが教えてくれたように河口から150mくらい上流にキアシシギがいっぱいいました。
なんと、キアシシギが泳いでます! 黄色い足がカモのような位置に見えます。キアシシギにかぎらず、水掻きのないシギチが泳ぐのを見るのは初めてで感動。
自分のいる、中洲まで泳ぎ着きました。
黄色い足をしっかり確認、泳ぐキアシシギです。葦の茂みの中からイソシギも出てきました。
チュウシャクシギとコガモ、それにキアシシギも仲良く一緒にお食事。
男の子たちも歩いて左岸右岸を往復しています。中洲からもう一回水の上を歩いて右岸へやってきました。
ほぼ保護色状態のメダイチドリのカップル。
干潟の先端まで歩いてきました。満潮時より100mくらい沖だと思います。空にはチュウシャクシギのシルエット。
小さな潮溜まりができていて、よーく覗いてみると、いました、ヤドカリ。
中国東方航空のB737上海行が南側へ離陸もB滑走路で遠いです。
干潟に7cmくらいの魚が打ち上げられていました。カタクチイワシかと思います。まだピクピクしています。拾って海に返してあげました。遠からず玉手箱を持ってカタクチイワシが自分のところへお礼に来るはずです。
ハクセンシオマネキはまだウェービングアクションをしておらず、繁殖期はもう少し先のようです。
ハクセンシオマネキの繁殖地に珍しくコチドリ、でもコチドリには大きすぎるのか餌としては見ていないようです。ヤマトオサガニも増えてきたのを確認してそろそろ引き上げることにします。
左岸にまださっきのお兄さんがいたので、右岸の先っちょの方にメダイチドリがまだいるはずですよ、と声をかけたら、どうやって渡ったんですか、と。見てみたら河口の水位がさっきより上がっていてもう川を歩いて渡るのは難しそうです。
川の少し上流の中洲でチュウシャクシギがカニを捕まえ、飲み込んでいます。
菟砥橋のサークルKサンクスのところまで戻ってきたらさっきのお兄さんに再会、再度右岸にチャレンジだそうです。自分だけ近道してしまい申し訳ないです。
樽井駅近くのカラオケスナックのツバメの雛、スナックのママさんがおいてくれたと思われる籐カゴの巣が居心地よさそうです。