カワウのミーティング

結果からいうと、干潮を狙って出かけてみたもののハズレの日の海老江干潟です。

東の干潟でオナガガモとモズ。

西の干潟へ移動、今日は他を廻るのを止め、干潟から頭を出した岩に座って、2時間くらいねばってみました。ダイサギとヒドリガモ一家。

惜しい!ちょっとだけ羽が切れてしまいました。ダイサギ君は東の干潟とこっちの干潟を行ったり来たり。

オオバンが1羽、他にオオバンはいないので、春に会った足を怪我をしている子の可能性が高いです。岩に乗っているのは、ちょっと見かけない顔つきのムクドリ。

バタバタっとカワウの大軍団が目の前に下りてきました。

数えてみると80羽います。さらに、2羽、3羽と間を置きながら仲間が集まってきます。

カワウの緊急ミーティングが開催されている模様、カワウたちの連絡網があって連絡を受けたカワウがどんどん集まってきているみたいです。既に集まっているカワウたちが遅れてやってくる仲間を見守っています。

「あっ、あほっ、通り過ぎてしもた、こっちや、こっちや!」

大半は河口側から上がってくるのですが、川上から下って来るグループもいます。

「枚方のにいさんやおまへんか、遠いとこ、ごくろうさんでんなぁ」

ミーティングに遅刻して慌てて駆けつけてきた様子のもいます。

ウミネコが上空から様子を伺っていましたが、ミーティングは終わったようで、一部は磯に上がって羽を干し始めました。

「あーしんど、えらいせわしなかったなぁ」

集団がゆっくり川下の方へ移動し始めました。まだ今になって遅刻してくるのがいます。

「またあんたらか、おやっさん、えらいおこってはりましたで」

ミーティングが始まってから約20分、カワウたちは一斉に飛び立ちました。

「ほな、いきまっせ。ひぃふぅのみぃっ!」

あっという間に1羽もいなくなりました。

寂しくなった干潟にイソシギ。