阪神ジェットカーかぶりつき
ヤマセミ、オオルリ、トンボたちを見た後、三田へ回り、また神鉄で鉄分補給するつもりだったのですが、気が変わり、谷上から一気に三宮へ出て、阪神5000系ジェットカーで鉄分を補給することにしました。
近鉄と直通になって阪神電車はよく利用するものの、各停に乗る機会は殆どなく、海老江干潟から淀川橋梁を渡る5000系を眺めていて乗ってみたくなったワケです。
阪神三宮に着いたらちょうど5000系梅田行が発車するところで、特急や急行に乗り換えずに、これ一本で淀川駅へ向かうことにします。
石屋川でどっと人が下りて漸くかぶりつき席をゲットしました。他社では運転室右側の台に何やら機器が設置されていたり、何もなくても運転手さんがバッグを無造作に置いたりするケースが多くがっかりするのですが、阪神電車はこの台のフックにバッグを引っ掛けるようになっていて、見晴らし良好です。
昭和55年武庫川工業製、2002年まであった阪神電鉄子会社の車両製造会社です。行先表示器の制御盤には色んな行先や中には区間準急の設定もありますが、早朝深夜を除き、梅田と高速神戸を行ったり来たりしているだけです。
駅間距離が短い各停専用の車両で、加減速性能にこだわったことからジェットカーと呼ばれているのですが、短い駅間でも100km/hを出していてGを体感できます。
御影で8000系特急と近鉄LCカー快速急行の2本を待避。
8駅頑張って先行、西宮で待避線に入線し、山陽5000系直通特急を待避、西宮始発の9300系急行を見送ります。
西宮駅退避中の5000系、とてもきれいに塗装されていて、大切にメンテナンスされているとわかります。急行形の赤胴車8000系の大半は新しいカラーリングに塗り替えられていますが、5000系は青胴車のまま、落ち着きのない斜めストライプとかが多い平成の電車と一線を画す、どっしりとした、とても安心感の漂うデザインです。運転台も昭和感たっぷり。
旧塗装の8000系赤胴車と5000系青胴車下り。
近鉄シリーズ21の三宮行き快速急行とすれ違い、丸いドーム型の屋根ができた甲子園に到着。甲子園では待避なし。
このまま尼崎まで逃げ切りか、と思ったらセンタープール前で8000系直通特急を待避。
尼崎では2番線に入線、両側の扉が開き、3番線には奈良行快速急行が入線し増結作業、1番線には梅田行急行が入線、この5000系各停は乗り換え用の通路になります。
梅田行急行を先行させ、奈良行快速急行と同時発車します。
さらに千舟駅でも特急を待避し姫島へ、5500系新型ジェットカーが淀川橋梁を渡ってきました。
淀川橋梁からみた海老江干潟、潮位はかなり高いようです。
淀川駅到着、三宮から1時間以上かかったのですが、全然退屈しませんでした。
この時間帯の大阪港潮位は114㎝、ほぼ満潮、岩場はほぼ水没していたのですが、河川敷側のテトラポットでイソシギが待っていてくれました。
淀川駅下りホームから淀川橋梁を眺めます。
淀川駅梅田側は急カーブになっていて、こっちもいい感じです。8000系原型タイプ新塗装がやってきました。ちょっと京阪電車に似ています。梅田ではなく、大物まで戻ってなんば線経由で帰ることにします。
伝法大橋を渡ります。Yellow Magicトレインを漸く桜川で見つけました。奈良方面に出張中だったようです。