イマドキのメールサーバー
VPSでメールサーバー構築にチャレンジ。postfix(メール送受信サーバー)、dovecot(メールクライアントソフトにメール配信)、saslauthd(送信者の認証)とかインストールして設定していき、行き詰ったのがやはりsaslauthdとかのセキュリティ設定です。
久しぶりにThunderbird(メールクライアントソフト)をインストールしてみたところ、以前よりグンとセキュリティ設定が厳しくなっていて、サーバーの証明書が通らないとアカウント設定すらできないようになっているようです。
ということはメールサーバー設定するだけでSSLの証明書が要るのか、検索しているとメールサーバー設定を説明しているサイトで「なんちゃって認証」とかも出てきて、自分だけならまだしもユーザーさんのメールをこの方法で扱っていいのか、という疑問に行き着いてしまいました。
SPAMチェックやウィルスチェックも考える必要もあるはずです。一方、いずれにせよ、メールはGmailってのがほぼ定着してきて、苦労してメールサーバーを設置しても結局はGmailに転送する可能性が高い訳で、自前メールサーバーの構築は止めて、Google Appsを使わせてもらう方法に変えることにしました。
Google Appsのアカウント取得、DNS設定でmxレコードをGoogleへ向ける設定を追加、反映されるまで48時間かかるかも、と注意書きが書かれていますが、10分ほどで反映されました。
自前でメールサーバー設定と比べて圧倒的に簡単、どうしてもメールソフトを使いたいというユーザーさんにはGmailでPOP設定してあげればいい訳だし、転送設定も簡単、Gmailのアカウント切り替えもできるようになったし、何よりセキュリティの心配が殆どない、というのはありがたいです。
イマドキのメールサーバーはこれで決まりという感じです。