第7回海人寄席

2回ばかり続けて欠席してしまい久しぶりの海人寄席です。

この日はあいにくの空模様、大阪マラソンもあったりして、ちょっと心配していたところ、あに図らんや、いささか寂しい入りとなりました。

今日は仁福師匠が二席と、初登場の笑福亭仁嬌師匠です。

最初は仁福師匠の「昭和任侠伝」、今日がネタ下ろしだそうです。どっかで聞いたことがあるな、と調べてみたら二代目桂春蝶の得意ネタだったようで、昔テレビで見たようです。高倉健の任侠映画にハマったアホのお噺です。

お次は仁嬌師匠で「替り目」、酔っぱらいが自分の家の前から自分の家まで人力車に乗ってご帰還、嫁さんをたたき起こして飲み直すお噺、何度も聞いているお噺ですが、冷や酒のアテに冷ご飯、他につまむものはないか、茶ビンのふたやったらありますけど、のクダリが大好きです。その大好きなクダリを仁嬌師匠期待通りに聞かせてくれました。

トリは仁福師匠の「素人浄瑠璃」、演題は正しくは「寝床」というそうです。大店の旦さんが、趣味の浄瑠璃を仕入先や近所、店子らに無理やりきかせるおなじみのお噺です。登場人物が多くてかなり楽しめるのですが、この噺、旦さんの浄瑠璃が実際どれだけ下手で酷いのかを聞いたことがないです。「おがおが」とだけでてくるのですが、一度試しに聞いてみたいものです。

海人寄席も回を重ねて7回目。仁嬌師匠がマクラで話していたのですが、仁福師匠が主催する寄席としては、記録的だそうです。このままこの勢いでずっと続いて欲しいので、サイト制作だけでなく、集客も少し手伝ってみようかな、なんて少~し考えています。

今日入りの良くなかったいい訳、大阪マラソンの写真を貼っておきましょう。恵美須町の折り返し地点です。