清水寺よるもみじ

承前、祇園の喫茶店でひとり作戦会議。このまま帰るには惜しい、出町柳辺りの賀茂川へカワアイサを探しに行くか、でも糺の森はもう暗くなってるはず…、色々考えて最近いくばくか人混みに免疫ができた気がするので清水寺夜間特別拝観に決めました。まだ4時、GoogleMapで見つけた立ち呑みで温まって行くことにします。

西日を受けた八坂神社です。少し冷え込んできた東大路通を歩いて見つけたお店にたどりついたものの残念、閉まってました。

清水坂を上ります。このまま進むと大混雑は分かっているので、駐車場の喫煙所でいっぷくしてから茶わん坂へ。

4時49分、重要文化財の鐘楼から京都の夕暮れ。

夕暮れの三重塔。ライトアップは5時からと思いきや5時半と分かりました。本堂につながる回廊のベンチに腰を下ろしてしばし時間潰し。回廊北側は重要文化財朝倉堂、越前朝倉氏9代当主の朝倉貞景(朝倉義景の祖父)による寄進で建立、寛文10年(1633年)再建。

5時を過ぎて京都タワーが点灯。本堂舞台付近から奥の院、ものすごい人。

阿弥陀堂の吊燈籠、文様は清水寺寺紋の園抱杏葉紋(そのだきぎょうようもん)。奥の院前はすごい人なので子安塔の方へ行ってみることにして、坂道を下りて行くと子安塔への坂道は入れなくなってました。

仕方ないので奥の院への坂道の途中まで戻ってきました。坂道の柵で鈴なりになっている二重の人垣でしばしスタンバイしていると前列の人が抜けたの柵の前に出ることができました。

京都タワーが美しくなってます。左隣はネイホウ、後はボナセーラ、右隣は日本人夫婦です。肌寒いものの風がなくて良かった。まだ5時17分、だいたいこの辺です。

5時半ちょうど、三重塔が点灯、慌てて動画ボタンを押したところです。

マニュアル設定はさっぱり分からないのでAUTOのまま撮っているのですが、見た目より明るすぎます。30mmでシャッタースピード1/5秒になってました。

このレンズいっぱいの18mmまで引いてシャッタースピードは1/15秒、これでもまだ明るすぎる感じです。

舞台まで入れてナットクできる感じに撮れた世界遺産清水寺です。ネットで見る写真はもっと明るいのが多いですが、肉眼だとこれよりまだ暗いくらいです。逆に露出を上げて撮ればネットで見るような写真になったかも知れないけど、自分的にはこれでOKです。 

iPhone12Proで撮ってみるとネットでよく見る感じに写ってました。動かさないでください、というアニメーションが数秒でてくるのですが、多少動かしてもピンボケにならないところがスゴイ。

近寄れないものの子安塔もライトアップされてました。音羽の滝付近から見上げた清水の舞台。

音羽の滝から仁王門へ戻る道のよるもみじ。ライトアップだと風情がないので「よるもみじ」としました。

この道の途中に阿弖流為母禮之碑が建っているのに2回とも見逃してしまいました。蝦夷征伐の坂上田村麻呂と戦って降伏、京に連れてこられ処刑された奥州の族長、アテルイとモレの顕彰碑です。

もう1枚よるもみじ。サーチライト(観音慈悲光とよばれるらしい)と三重塔。

さかさよるもみじと、さかさ三重塔。

仁王門前は大賑わい。清水坂を下り、産寧坂、八坂神社を抜け、四条大橋を渡り、いつものお店。かす汁で温まります。