茶室に上る
2023/11/25(土)
紅葉のピーク、色々迷って奈良公園へ。大混雑でイライラさせてくれる東向商店街を抜け、餅つき見物の人だかりとよもぎ餅を求める大行列の中谷堂前を抜け、猿沢池へ。
猿沢池の南側に殆ど水の枯れた水路があって中洲に舟形に囲まれたお地蔵さんが並んでいるのが前から気になっていたのですが、枯れた水辺まで下りることができると分かりました。率川(いさかわ)地蔵尊と呼ばれ、古いものではなく、周辺の河川工事の際に見つかった石仏が集められたそうです。枯れた水路の率川は春日山を源流とし、この猿沢池南側を除いて暗渠になって、佐保川に繋がっているそうです。こちらのページに流路が紹介されていました。
猿沢池から土管がまっすぐ伸びていて、覗いてみると猿沢池北側の紅葉らしきが見えます。
坂上郎女が平城(なら)の飛鳥と詠んだこの小山からの眺め、大和三山は建物に隠れてしまっているものの、左手に音羽山、三輪山、右手に大和葛城山まで一望できます。万葉集をつくった男 小説・大伴家持という本を読んでいるところで、美しくも厳格な、大友一族にも朝廷にも強いリーダーシップを発揮する家持の伯母さん、坂上郎女です。
奈良大文字は高円山。
2週間前、奈良女のお嬢さんたちがお箏を聞かせてくれた縁側からの眺めです。
お気に入りの和風ハロウィンみたいな吊り灯籠を間近から。
円筒を広げた20世紀初頭の板ガラスに映り込んだモミジ。この時から3年で20回くらい通っている吉城園です。