男里川河口波高し

春のシギチの渡りにはまだ早いものの、7ヶ月ぶりに男里川河口へ。昨日までの天気予報とは違って雲が厚いけど昼から晴れそうだし、大潮で潮見はバッチリです。ただ寒の戻りで風も強いとのことでバッグにセーターを突っ込んおきました。

南海電車乗車も7ヶ月ぶり、8300系の空港急行先頭車の隅っこに陣取り難波を出ると、南海傘下のなんばパークスの端っぽに南海じゃなくてなぜか京阪のロゴ。3月25日にオープンしたホテル京阪なんばグランデと分かりました。ホテル京阪というとビジネスホテルとシティホテルの中間くらいのイメージがあったのですが1泊3万円超です。最近ホテル代が高騰していると聞いたことを思い出しGoogle Mapでもう少し調べてみるとなんば周辺のアパホテルでも2万円超でビックリ。

ふと前をみると運転士さんのバッグが7100系のように視界を妨げる運転室右側窓前じゃなくて、貫通ドアに取り付けられた台に置かれています。

運転室後ろへ移動し泉佐野まで立ったままカブリツキ、7100系サザンとすれ違った天下茶屋は曇り空も、ラピートとすれ違った堺では晴れ上がりました。

岸和田ですれ違ったラピートは頭は紺色のまま側面が黄色になっていました。SEVENTEENという韓流アイドルグループのラッピングだそうです。

泉佐野に到着、1000系の和歌山市行普通のボックス席に乗り換え8300系空港急行を見送ります。

樽井に到着、泉南自動車教習所の先のフェンスで囲まれていた空き地の道路側フェンスが取り払われていて、イソヒヨドリもビックリした様子。そこへヒバリも下りてきました。

男里川右岸河口

今日は右岸左岸を丁寧に歩きたいと思います。右岸河口にはヒドリガモが100羽くらい。多少風が強いもののさほどではありません。

ヒドリガモたちのサーフィンです。機体デザインがずいぶんカッコよくなったヘルシンキからのフィンエアA350がB滑走路にランディング。

いつもよりずいぶん流れの早い河口、昨日までの雨が原因かと。カニたちはまだ冬眠中のはずですが念の為右岸河口の干潟をチェックしてみると、甲羅の縁がギザギザのアシハラガニがいました。

まだ花は少ない浜辺、黄色い花はマツヨイグサではなくコマツヨイグサが正解のようです。

菟砥橋まで大きく迂回して左岸へ向かいます。視点の位置に花が咲く清掃工場の塀にはポピー。

右岸に1本だけのソメイヨシノがまだきれいです。フェデックスB777が本社のあるテネシー州メンフィスへ、自分はファミマでトイレ休憩して左岸河口へ。

経験上、カモたちの中で最初にやってきて最後に去っていくコガモはまだまだのんびりモードです。川面に魚影は見えるものの水が濁っていて写真はちょっと無理。

川の真ん中にセグロカモメ、浮いているのではなくたぶん川底に立ってます。

ヒドリガモたちが川面を行ったり来たり、こちらは旅立ちの準備に大わらわの様子。留鳥のイソヒヨドリ♀はのんぶり。

男里川左岸河口

外来種のナルトサワギクがいっぱい。左岸河口に到着すると、さっきより波が高くなっていました。

100羽くらいのヒドリガモが集結しているところを撮れました。波に動じる様子はありません。

A滑走路手前の海はかなりうねっています。第1ターミナルのボーディングブリッジは駐機でびっしり、ターミナルの賑わいが目に浮かびます。

スターラックスA330台北行がテイクオフ。

ピンボケのコチドリとくっきりとれたシロチドリ。

尾崎の浜

風がかなり強くなってきて体感温度も下がってきたので、バッグに入れてきたセーターを着込みました。石積み堤防南側の浜はアオサにびっしり覆われています。

いつもなら石積み堤防に腰を下ろしてランチですが、風が強くて無理。強い南風を防ぐべく見つけたのがアオサの浜を海側に越えたテトラポットの陰、菟砥橋のファミマで買ってきた紙パックの鬼殺しにストローを刺します。アテはファミから醤油味。テトラポッドを越えて波しぶきが降ってきます。

テトラポッドの向こうの波がさらに高くなってきました。波の形からテトラポッドからこちらは海底が盛り上がっていることが分かります。

クラゲではなくタマシキゴカイの卵塊です。上空には香港エクスプレスA321香港行、尾翼はツィムシャツイからみたセントラル辺りの摩天楼をイラスト化しているようです。

まいどおなじみ、広い砂浜のシロチドリショウが始まりました。まずは夏羽くん。

そして冬羽くんです。

観客は自分の他にマダムイソコだけ。足元には大小の鳥たちの足あとがつづいていました。

クラゲが打ち上げられています。よく見かけるミズクラゲではなさそうです。プリント基板のような赤い線は神経でしょうか?ちなみにクラゲには脳も心臓も血管もなく、散在神経という神経が体中に張り巡らされ、水管という管で体内に栄養を運んでいるそうです。

尾崎の浜・中の浜のテトラポッド脇にいます。潮位だけではなく、砂の堆積がこの半年でかなり増えたみたいで、以前の干潮時よりも水面が極端に小さくなってしまっています。

引き続きシロチドリショウ。見上げると中国南方航空A320、このレトロな機体デザインは結構お気に入りです。

砂浜をへっこらへっこら走り回って何やらゲット。

砂の紋が何とも美しい。ハマダイコンも美しい。

上空はジェットスターA320成田行、これには乗ったことがあります。

波はさらに高くなってきました。いつもはひょうきんなアオサギも今日ばかりはえらくカッコいい。

低い位置から撮っているので背景の山並みがすぐ近くに見えますが、数キロ先です。

スターラックスA330台北行がテイクオフ。管制塔の向こうは六甲山上、管制塔の向こう側に神戸空港が隠れています。スターラックスの関空-台北は1日2便、大手海運会社長栄海運を中核とするエバーグリーングループのエバー航空の董事長だった張國煒氏が後継者争いで社を追われ新たに設立した航空会社で漢字だと星宇航空、LCCじゃなくてビジネスクラスやファーストクラスもあるようです。

尾崎漁港北側の浜の葉桜には少しだけ花が残っていました。海と桜の構図はあまり見ないかと。その下の白い花はハマダイコン。

イソヒヨドリもごっつい波やなぁ、と海を眺めていました。