ダルマ初日の出2023

ダルマ初日の出を期待して3年前の元旦同様、伊勢湾へ。趣向を変えて伊勢湾フェリーの初日の出クルーズ臨時便にもそそられたのですが、やはりミユビシギに会いたいので白塚海岸に決めました。

4:03

3年前と同時刻の終夜運転も鳥羽行伊勢志摩ライナーじゃなくて五十鈴川行ビスタカー、この後ろに連結された22600系で出発。

鶴橋、大和高田、大和八木、榛原、名張、伊賀神戸、榊原温泉口、といっぱい停まります。鶴橋発車時点で少し残っていた空席も名張や伊賀神戸あたりでも乗車があって満席。

伊勢中川から津までの伊勢志摩ライナーの特急券を取っていたものの、先発の名古屋行急行に乗り換え、津よりひとつ先の江戸橋で津新町発の普通に接続しているので、特急乗り換えより30分も早く白塚に辿り着けると、五十鈴川行特急の車内でスマホをさんざんチェックして確認した次第。

5200系を期待していたものの名古屋行急行は2800系改造のLCカー、改造されていても1970年代製の車両、どこからとなく隙間風が入ってきて寒いです。

5:53

急行ですが江戸橋まで各駅停車、その江戸橋で急行から2連の普通に乗り換え白塚に到着、まだ真っ暗です。

白塚駅1番線には江戸橋まで乗って来たのと同じ2800系改造LCカーの回送列車、奥にみえる白塚車庫から出庫したところで中川まで回送され名古屋行急行になるものと思われます。日の出の時刻まで1時間ほどあるので、海岸とは逆方向、国道23号沿いのセブンイレブンへ真っ暗な道を10分ほど歩き、おにぎりとカイロをゲット。

セブンから駅を通り過ぎ海岸への道を歩いていると、東の空の下の方が赤くなってきて速足に。3年前は白塚漁港の南側で初日の出だったのですが、ちょっとだけ趣向を変えて漁港の北側の浜にやってきました。質量を感じさせるようなベタ凪の海です。

白塚海岸をiPhoneの超広角で。焚き火をやっていてあたらせてもらおうかと思ったけど、さほど寒くないのでもう少し先へ。

セグロカモメです。くちばしが黒いのはセグロカモメの幼鳥。

石積みの堤防と灯台は現在地から800mくらい先、その間に黒々とたくさん浮かんでいるのはスズガモで間違いないかと。

低空で一直線の編隊はカワウのようです。浮島状態の島影は渥美半島。

浜辺の北側には人がいっぱい、砂浜に大漁旗が立てられています。歩いて来た方、浜辺の南側にもいつのまにか人が集まってきていました。その先にも大漁旗が見えますが、こちらは漁港に停泊する漁船のマストに立てられたもののようです。大漁旗で迎える新年。

北側の豊津浦海岸は津市河芸町影重の旧豊津村、南側の白塚海岸は津市白塚町の旧白塚村です。漁港としてだけでなく物流拠点にもなっていた近隣の白子浦ほどの規模は無いものの河芸漁港、白塚漁港と独立した港を持ち栄えていたようです。

7:01

カワウがさっきとは反対方向へ低空飛行、日の出の位置が特定できました。

2023年の初日の出です。レモン形から半円形に変化。

おおっ、ダルマになりました。

帽子をかぶったダルマ朝日、真上を行くのはセグロカモメのようです。

こんどはカワウたち。ダルマの首が細くなってきました。

ダルマの首と胴が離れそうです。離れました。

ダルマの胴が沈んでいき、光がぐっと強くなりました。

振り返ると薄くて長い自分の影。最高の初日の出を堪能。

7:09

いつの間にかスズガモたちが近くに移動してきていました。水辺にはユリカモメたち。

朝日の中のスズガモたち。ユリカモメたちに混じってちっちゃいの発見、ミユビシギです。

茜色の浜辺にミユビシギ、手前にいたのはハクセキレイ。

この項続く