錦織公園

行ったことのない富田林市の錦織公園へ。南海高野線と近鉄長野線に挟まれた小高い丘陵地で、馬見丘陵公園とほぼ同じ広さです。

初めて下りた高野線の滝谷駅、途中6000系には全然出会えず、代わって8300系がさらに増備されたもよう。近鉄12200系、京阪5000系の次にいなくなるのは南海6000系で間違い無さそうです。

「小さい駐輪場ですけど利用しますかどうします」空いていれば小さいかどうかは関係ないと思うけど。

Google mapのナビに従って歩くと駅から10分ほどで急な坂道になり、さらに階段を上ります。

小高い丘の上の広場に出るとジョビ太が出迎えてくれました。

丘の上の広場から坂道を下りると錦織公園内。公園マップに明記されていない公園南西の裏口から入ってきたようです。眼前の枝にちょこねんとメジロ。

さらに坂道を下ると最初の目的地の「アメンボ池」に出てきました。池の向こうに「やんちゃの里と」いう遊具の広場が広がっています。

ちょっと前の鳥情報を頼りにやってきたのですが、いたのはメジロだけ。

ここの大型遊具は有料のフィールドアスレチック施設に引けを取らないかと。

そこら中にメジロ。急な坂道を上ってふたつめの目的地の展望台に到着。人気のない展望台の階段を上ります。

展望台からの眺め、大和葛城山と金剛山、岩湧山と和泉葛城山です。もうすぐ読み終わる私本太平記、楠木正成に思いを馳せます。

この展望台から南海高野線や近鉄長野線が俯瞰できるかも、と期待していたもののハズレ。

お嬢が目の前の小枝でポーズを取ってくれました。

いろんな行き先がある道標の「きつつきの森」という名前に惹かれ先へ進むと、「5ツ辻」という山の中の五叉路で「きつつきの森」じゃなくて「峠のつり橋」への向かっていました。

予想に反して頑丈そうなつり橋です。それでも渡ると多少揺れます。

つり橋から急坂を下りて「北広場」へ出て、「河内の里」へ向かいます。アップダウンを繰り返して「河内の里」への道を探していいると、足の悪いご主人を支えて歩いていた上品な女性から、この先の「梅の里」の梅が見頃ですよ、と声をかけられました。梅林へは後で行くつもりだったけど、アドバイスを無視して「河内の里」へ向かうのは気が引けたので「梅の里」へ向かうことにします。

「梅の里」への道標を辿って行くと、斜面に白梅、近づいてみるとなんと月影、まだ植えられて間もないと思われる細い若木で、大阪城公園梅林の月影のジイさんに及ぶべくもありません。

月影の斜面をもう少し上って尾根にでると反対側の斜面に梅林が広がっていました。

東向きの斜面のスイセンは全部あっちを向いてます。梅林全体に甘酸っぱい香り。

大阪城公園梅林では見かけない品種が少なくなく、これは関守。

大阪城公園梅林でも人気、紅白咲き分けの思いのままが大輪の花を咲かせていました。

盛りを迎えていたのは大阪城公園にはない田子の浦、おしべがずいぶん長い白梅です。

故郷の錦と未開紅、いずれも初見ですが、未開紅は大阪城公園梅林にもあるようです。

これも初見の紅千鳥、単弁の紅梅のシンプルな美しさに見惚れます。

白梅は甲州最小、大阪城公園梅林の甲州小梅の別名と分かりました。花が小さいのではなくて実が小さいことに由来し、カリカリ梅になるようです。

もう1本の思いのまま、見事な咲分けです。下りた斜面から「梅の里」を見上げます。

読み方がいくつもある錦織ですが「にしこうり」と読むことを確認。

公園の外にもメジロ、iPhoneで撮ってます。

錦織公園南入口近くに見つけたインド料理店でランチ、タージマハル・プレミアム・ラガーがキャンペーン中とのことで追加。行き届いたサービスもあって大満足。梅の里へ戻ってみるつもりだったものの、満腹してその気がなくなりました。行きそびれた「河内の里」はいずれその内に。

インド料理店の前は国道170号大阪外環状線、瓢箪山駅の踏切の道路が河内の国を南北に貫いていると分かります。国道の向こうの森が錦織公園です。何も見つからなかったけど、森の中に小さな池が点在、トンボの季節にまた来ようと思います。ここからだと南海滝谷駅より近い近鉄滝谷不動駅へ向かいます。

滝谷不動駅東側の千早赤阪村へ通じる県道の橋、この辺りは石川河川公園の範囲外で、石川左岸へ下りる道は無さそうです。

右岸に沿った魚道以外はせき止められていて、上流にオオバンがいるのが見えます。

右岸へ渡ってみると土手外側の梅の木にウメジロ。何か柑橘の木もあるもののそちらは興味がなさそうです。

それにしても最近メジロが増えて、シジュウカラより多くなったような気がします。公園や山の中だけじゃなくて、上六交差点辺りでも毎日くらい見かけます。

アオジがいました。

近鉄滝谷不動駅、富田林から河内長野間は単線です。

アプリを見ると16kmほど歩いてました。こんなに歩いたのは日々是好日の時以来。