ひまわり

馬見丘陵へひまわりを見に行きます。予想最高気温は36℃、とにかく朝早くでかけて最高気温になる前に帰ってくるつもりです。

五位堂駅から始発のバスに乗るつもりが乗り遅れて2本目のバス、早朝のバスは馬見丘陵公園まで行かなくて少し手前の馬見北三丁目止まり、バス停付近までは住宅に囲まれていたのが急に田園風景に変身。

馬見丘陵公園の南側に隣接する竹取公園、背景は大和葛城山、右側は二上山雄岳、雌岳が隠れて二上山とは分からないです。山並みの一番低いところが竹内峠です。この辺りの現住所は奈良県北葛城郡広陵町三吉(みつよし)、かつては大和国広瀬郡散吉(さぬき)郷、公園の東側に讃岐神社があって、竹取の翁の讃岐造(さぬきのみやつこ)はこの辺りの村長だったそうです。

ホオジロが出迎えてくれました。

馬見丘陵公園南エリアの坂道を下りて行くと、うわっという感じでひまわり畑が広がっていました。

右手の木立は巣山古墳で、内側は広々とした堀に囲まれた4世紀末の大王家級の前方後円墳で、有力豪族葛城氏の王墓と推定されるようです。ひまわり畑は前方後円墳の北辺に沿って約180m続いています。

サンフィニティという品種ですが、いかんせん、やって来るのがちょっと遅かったようです。

奥が巣山古墳、ひまわり畑手前のこんもりした丘(春まちの丘)も古墳のようです。

カリオンの丘のコキア。畑のキャビア、とんぶりはコキアの種だそうです。

一本松古墳と倉塚古墳、いずれも5世紀の前方後円墳です。公園全体が馬見古墳群を囲い込むようにレイアウトされています。

あれ、ヒガンバナが咲いてます。1ヶ月早いです。

下池に10cmくらいの魚がたくさん見えます。丸い鰓蓋、ブルーギルのようです。

交尾中のトンボかと思ったら、タイワンウチワヤンマがシオカラトンボを口で咥えています。トンボがトンボを食べるのを初めて見ました。

30cmクラスもウヨウヨしています。タイワンウチワヤンマと較べて大きさが分かります。

オオクチバス(ブラックバス)で間違いなさそうです。浅瀬にも小魚がいっぱい、ブルーギルの幼魚のようです。

見たことのない生態系の馬見丘陵公園下池です。コイもばかでかく70cmくらいありそうです。釣り禁止になってましたが、ここはバスフィッシングに開放した方がいいかも。

大阪市内と違ってクマゼミよりアブラゼミが多いです。

中央エリアにもひまわり畑、まだ8時半なのにかなり暑いです。

いかにもイメージ通りのひまわり。サンリッチという品種で、まだ見頃です。

ツマグロヒョウモンが止まってくれました。青空とのコントラストが暑さを一瞬だけ忘れさせてくれます。

シオヤアブとサンリッチ、花じゃなくて花の背中の葉っぱに止まってます。

オレンジイエロー、マンゴーイエロー、バナナイエロー、黄色に微妙な違いがあります。タキイ種苗のウェブサイトをみると10種類以上の黄色のバリエーション。

テッポウユリが一輪、ひまわりばかり見ていたのでずいぶん爽やかに見えます。

ひまわりが一斉にあっちを向いて並んでます。向こう側の小山は乙女山古墳。

あっち側に回るとこんな感じです。

見頃は過ぎてしまってますが赤いひまわり、クラレット。小ぶりで八重咲きのひまわりはレモネード。

北エリア花見茶屋前のサンリッチの背中と顔。

なぜか1本だけ背が高いサンリッチ。

ちなみに馬見丘陵公園全体で15万株のひまわりが植えられているそうです。鑑賞だけじゃなくて、ひまわり油にしているかどうかは不明ですが、ひまわり油を絞ってボトルで販売すれば人気商品になりそうです。

北エリア集いの丘、遠景は二上山雄岳。

緑道エリアのひまわりの道。赤いひまわりもまだ綺麗です。

セミの声とひまわり。

ギンギラギンの夏景色ですが、既に赤くなったモミジも。秋はもうすぐ。

緑道エリアの出口付近のひまわり畑にゴッホのひまわりという品種のひまわり、ロンドン・ナショナル・ギャラリーのゴッホのひまわりはこちら

モネのひまわりという掲示もあるもののどれかよく分かりませんでした。レモネードのひまわりが群生してます。

池部駅にたどり着きました。馬見丘三丁目バス停からここまで、約4kmのルートです。マルーン1色のB!4編成を見送ります。

緑色のB09編成がやってきました。これに乗って隣の箸尾駅で下車。塗装の光沢がなく、それにシルバーのラインが無いのでイマイチしまりない感じです。

B09編成を見送ります。箸尾で下りたのはGoogle Mapで見つけた★4.1の定食屋さんを見つけたためです。駅から炎天下を10分ほど歩いてお店は見つかったものの、お盆休み!

以前撮った高田川の鉄橋で撮り鉄、前回の写真と違って広がりの無いつまらない写真になってしまいました。

標準色のB13編成でもう一駅先の但馬駅へ。水色の木造駅舎が見えてきました。

駅北側に田んぼが広がっています。左側のなだらかなピークは竜王山。ムギワラトンボと目が合って、暑いよねぇ。

但馬駅前の三宅町観光案内図、全国で2番めに小さい町(最小は大阪府忠岡町)で、広陵町のように大規模な宅地開発もされておらず鄙びています。三宅は大和朝廷の屯倉(直轄地の倉庫)に由来します。飛鳥川が町の中央を縦断していて、飛鳥京や藤原宮から大和川そして難波津への物流の拠点だったのかも知れません。

小さな町なのに、広陵町、河合町、川西町、天理市、田原本町と5つの自治体に囲まれています。平成の市町村大合併に流されること無く今も小規模な自治体が群居していることに、太古からの歴史への誇りがあるように感じられます。

三宅町には小学校が1校だけ、中学校は隣接する川西町と共同で運営する組合立の1校があるだけです。おそらく水道や消防、ゴミ処理なども近隣自治体と共同になっているはず、合併などしなくてもしくみ次第かと。

水色の木造駅舎をおしゃれに取り込んだ踏切を行く電車の写真をSNSで見て、真似したくなって但馬駅へやってきたのですが、暑さで構図を考えるほど頭が回らず大失敗。

慌てて踏切の向こう側から撮ってみたものの逆光。もう少し撮り鉄したいものの、暑さがもう限界です。

飛鳥川を渡ってB14編成がやってきました。田原本経由、王寺経由、どっちでも良かったのですが、これに乗って王寺でプファーすることにします。

正面に対向列車が待機しています。大輪田駅に到着。

お・し・ま・い・DEATH。わの字が違うけど。