磯ですっころぶ
大潮の週末は長松海岸へ行こうと決めていました。昨日土曜日は曇りがちだったので、天気予報で終日晴れマークが並んでいた今日日曜日に変更しました。
朝起きた時は晴れていたのに曇ってます。サザン自由席の9000系は、高野線に導入された8300系3次車と同じ青い吊り輪。
木のフローリングに、ドアの内側やシートモケットも取り替えられていました。みさき公園で9000系を見送ります。
多奈川線は2ドアロングシートの2200系です。フーフケチョ、フーフケコと頭の中で口ずさみつつ深日港到着。
深日洲本社会実験航路は今年も運行予定が、コロナで運行再開延期中。
向こうにみえる深日港観光案内所で去年大阪湾を一周した時に見つけたレンタサイクルを借ります。電動アシスト付7段変速クロスバイクが夕方まで500円は破格の安さです。充電が90%なのがちょっと残念ですが、今日は近くを走るだけなのでOKです。
ランディングギアを出したエバー航空B787、台北発のBR132便、今日関空に到着した僅か3便の国際線旅客便のひとつです。
長松海岸に到着、全然晴れて来ません。この時点での天気予報では2時頃には晴れるようです。
ヤドカリたちとイソガニ。
オウギガニだと思います。
ヒライソガニで間違いないかと。
2匹のヤドカリは交尾中のようです。アゴハゼもいます。
イソヒヨドリ♀がバッタを咥えてゴルフ場の草むらから磯に降りてきました。
岩にバッタを叩きつけ、バッタの体はバラバラに。食べるところを待っていたものの、バッタを咥えて飛んで行きました。
ミズクラゲがいっぱいいます。潮が引いて乾いた地面に残されたミズクラゲも少なくないです。上げ潮になるまでに乾燥クラゲになってしまうのでは。
かなり注意しながら歩いていたのに、海藻に足を滑らせてスッテンコロリン。左肘を思いっきり岩にぶつけました。頭でなくてよかったですが、近くにいて心配そうに自分を見ていた若いお父さんに大丈夫ですと答えたものの、左肘が大きく擦りむけてしまっていました。
さっき買ったペットボトルの水で左肘を洗い流したものの、このまま磯遊びを続ける気分じゃなくなり、丘に上ってドラッグストアを検索、国道26号線沿いのドラッグストアに向かいます。レンタサイクルだったのが不幸中の幸い。
26号線の坂道の歩道を高校生たちの電動アシスト無しのチャリが塞いでいたので、車道に出たら、軽トラの窓からおじさんに危ないですよ、と注意されてしまいました。十分安全確認せずに車道に出てしまったようです。ウエルシア岬淡輪店に着いたら、さっきの軽トラのおじさんがいたので謝っておきました。
買うべき物は分かっているものの、これだけ怪我をしたのを見てもらいたくて、薬剤師さんを呼んでもらって、マキロンと一番大きい絆創膏をゲット。
駐車場で貼りにくい肘に絆創膏を貼っていたら、近くにいたおばさんが貼ってあげましょうか、と声をかけてくれました。何とか貼り終えたところだったのでありがとうと言えただけですが、やはり岬町には優しい人が多いです。
ウエルシアからすぐのところにある紀淡、最初からランチはここのつもりでした。他のメニューも美味しそうなのですが、しょっちゅう来れる場所じゃないので、いつもと同じく春巻定食。
今日もよくお客さんが入ってます。緑の7000系を追いかけていた時に見つけたお店です。
紀淡の駐車場からの眺め、5年前の眺めと比べると太陽光発電パネルが設置されているのが気になりますが、それ以上にやはりこの場所での曇り空はつまらないです。
右端のこんもりした山は前方後円墳の西陵古墳、左端に見える観覧車はもう二度と回ることがなくなってしまいました。
紀淡の屋上にもイソヒヨドリ。シルクウェイ航空のカーゴジャンボが着陸態勢、アゼルバイジャンの航空貨物会社です。日本とアゼルバイジャン直行旅客便はないのですが、なぜか貨物便が関空と小松にだけ就航しているようです。シルクウェイという名前から中央アジアかと思いきや、アゼルバイジャンはカスピ海西側、イランの北側です。
左肘がヒリヒリしますが、帰るには早すぎるので岬町を回ってみます。ところどころにツバメの巣。ヒナたちはだいぶ大きくなってます。
イソヒヨドリはそこらじゅうで見かけるものの、なぜか♀ばかり。
淡輪漁港です。みさき公園のイルカショープールは静まり返っています。
新潟から到着のPeach、遠距離旅行も解禁なのでPeachでどこへ向かうか計画中です。
長松海岸に戻ってきました。今日のパートナーの電動アシスト付クロスバイク、みさりん1号です。
こわごわ磯に下りてみます。イソガニが岩陰に隠れています。こちらに警戒感を抱いているのが伝わってきますが、これ以上逃げられないのでじっとしています。まだ色々見つかりそうですが、もう磯をうろちょろする気持ちは無くなっています。
磯の生き物観察会のようです。子どもたちは磯を身軽に動き回っています。足元は普通にスニーカーやサンダル、自分はいつも干潟に履いていくブーツ。履いてくる靴を間違ったか、と考えて、靴の問題じゃなくて靴にかかる荷重の問題ではないか、と気づきました。
大阪 磯遊びで検索すると今も自分のブログが上位表示されます。もっと大阪の磯遊びを紹介しなきゃ、というプレッシャーもあったのですが、自分には磯より干潟に適性があるようです。SEOのためにブログを書いているつもりはないので、磯遊びはいちおうおしまいにしたいと思います。
まだ自転車を返却するのはちょっともったいないので、多奈川の先、谷川地区まで足を伸ばしてみました。
先に進むと小島地区、大川峠を越えて加太へつながっています。深日港から加太までワインディングロードを上り下りして10km強、片道だと楽勝も引き返してレンタサイクルを返却となるとちょっとキツそうです。かっこいいみさりん1号ですが、キャラクター付パネルがちょっと恥ずかしい。
緑に囲まれたみさき公園駅の南側、3複線に側線のレールが交錯するお気に入りの撮り鉄ポイントのひとつです。9000系の後ろに繋がれたサザンプレミアムで帰ります。
後出しじゃんけんの天気予報でも夕方には晴れるはずがまだ曇ってます。
パッセンジャーアテンダントさんに起こされるまでもなく天下茶屋で目が覚めました。難波に到着、さらにどんよりとした空模様です。
日没頃にようやく晴れてきて、夕焼けが綺麗だったと聞いたのですが、その時には左肘の痛みをこらえてシャワーを浴びてました。
ウチに帰ってブログの写真を選択していると、現地では特に感動もなく、なんてことのない写真から発見があることも少なくありません。ヒライソガニの写真もなんてことのない写真ですが、フォトショップでかすみの除去フィルタをかけてみると水の中にレンズを突っ込んだようにくっきり。もう磯遊びはやめ、と書いたばかりですが、やっぱりまた行きたくなってしまいました。