ウグイスさがし
急坂の住宅街を抜け裏道から枚岡公園へ入る直前、色んな生き物に出会えるチャンスが多くて、季節毎に可憐な草花が咲くちょっと秘密の場所があります。
黄色い花はヒメリュウキンカ、薄紫はアカフタチツボスミレ、赤斑立坪菫なので、アカフ・タチツボ・スミレです。
一面の白い花はハナニラです。四季の山野草で撮った花の名前を調べるのは楽しみ、草花は花だけじゃなくて葉っぱも含めて撮っておくと名前がわかりやすくなります。
桜広場で地面に向かってレンズを向けている人に教えてもらいました。初見のコツバメです。シジミチョウの一種で、地味ですが早春にしか見られず、普通種でもなかなか出会えないそうです。止って開翅はしてくれず、ググってみると内側はヤマトシジミより鈍い瑠璃色です。
何度も来ている桜広場での桜花見は初めてですがピークを過ぎていました。
ベニシジミが止まっているえんじ色の葉っぱ、アップリケみたいな厚さがあり、葉脈も人工物のように揃ってるものの、どう見ても土から生えています。何なのかは不明。
桜広場からの急坂を息を切らせ額田展望台、晴れているものの、地上付近はもやっていて、港大橋までしか見えません。正面に花園ラグビー場、9月から10月、ワールドカップ4試合が開催、日本代表の試合は無いもののトンガの試合が2試合、これは見てみたい。
シリーズ21×10連の快速急行が石切への坂を上って行きます。
ホーホケキョが遠くない場所から聞こえてきます。5年前まだ鳥見を初めて間もない頃はウグイスの声が間近から聞こえてきても全然見つけられず、せいぜいちらっとその影を見つけるのが精一杯だったのが、回数を重ねることで見つけられるようになってきました。
他の鳥との声の違いは明白、まずは方角を確かめ、距離感を確かめ、どの木にいるかを特定できれば、あとは梢をじっくり観察、ウォーリーをさがせ!感覚のウグイス探しです。見つけた時は、その小さな体からよくもこんなに大きな声を出せるものだと毎回驚かされます。
ホーホケキョが上手くなってくると、毛並みはゴワゴワした感じになって、ジッジッジッと地鳴きしている冬のウグイスの上品さが無くなるように思います。
アオジだとばかり思っていたらビンズイでした。
桜広場に戻ってきました。約100本のソメイヨシノとあるものの、どう見ても100本はありません。相変わらずテングチョウが多いです。
東豊浦橋に覆いかぶさったモミジを眺めている年配ハイカーさんたちの会話によると、この赤い部分はモミジの花だそうです。なんでも知っている園芸好きの伯母を思い出しました。
急坂を下りて額田駅に到着、膝がガクガクで桜の木の下でしばし休憩。今年の桜はやはり長いです。
帰るのはもったいないので下り線へ。よく見ると石切方2両分ぐらいは石積みホームで枚岡方は増設されているのが分かります。つまり昔の奈良線は2両編成だった訳です。
300年ぶりに復興した興福寺中金堂。大仏殿付近はすごい人、とりあえず枝垂れ桜。
この時期、子鹿たちがとても可愛い。
水谷茶屋にたどり着きました。二月堂の方からぐるっと回ってきたので3kmくらい歩いていてクタクタ、緋毛氈の床几台に座ると立てなくなりました。でも鳥はぜんぜんいなくてモミジの花だけ。
重い腰を上げて歩きだすと漸くアトリ、さらに2km歩いて近鉄奈良駅。
西大寺の入出庫線に8400系B14編成がチラリと見えて急行を下車。ほどなく難波行普通になって折り返してきました。田原本線100周年イベント終了後、奈良線や京都線でも走っているとは聞いていたものの初めて見ました。
車内はふつうに8400系、乗り鉄してもしょうがないので、生駒で下車。
快速急行で先回りして上本町から難波まで再び乗車。額田展望台から撮りたいところですが、阪神には乗り入れないものの運用は固定されていないはずで、運次第です。
ヘルスケアアプリを開くと、ウォーキング距離16km、21,876歩、58階、額田からまっすぐ帰っておけばよかったです。