千林商店街
雨の天気予報、駒川商店街と並び活気ある商店街と聞く千林商店街へ。
谷町線千林大宮で下りて外へ出るといきなりゲリラ豪雨、アーケードがあるのでだいじょうぶですが、屋根から大きな雨音が響いてます。
いきなり学生服屋さん、なんと枚方市、寝屋川市を含め46校もカバーしています。営業力のある学生服屋さんの存在は元気な商店街のひとつのバロメーターかも。二階の看板の学生服キャラクターがなかなか強烈です。
雨はますます激しくなってきました。畳屋のおばちゃんの「えらい雨やなぁ」というつぶやきが聞こえてきそうです。
もう1軒制服屋さん、こっちは学研都市線沿線もカバー、四條畷市や交野市まで営業しています。
思わず引き込まれてしまいそうな飲み屋、ここはガマンしてネットで探してきた洋食屋さんへ。
アーケードの中に京かいどうの道標、その先、クランクカーブしたアーケードの外に雨に霞む「トンカツ、ビフカツ」とあるのを見つけました。
土砂降りの中を走ってお店に飛び込みました。注文したのはエビフライとクリームコロッケ、ハンバーグのBセット、ちょっとコロモが厚めですが、特大エビフライに満足です。揚げ物お持ち帰りコーナー併設のグリルシマダです。
向かいのケーキ屋さんは幅の広いショーケースにびっしりの品揃え、甘い物はとんと苦手な自分ですが、チャラっぽさがなく間違いのない老舗の洋菓子屋と分かります。
カットハウスはカット690円、カラー1980円、平日限定タイムサービスとはいうものの、かなりインパクトがあります。よく見ると「出勤者リスト」が掲げられています。自分のヘアスタイルを分かってくれているかかりつけの美容師さんのいる日を選んぶことができる訳で、リピーター確保には有効かと。
クランクカーブを反対側に突き抜けるとソフトクリーム屋さん、ちらっと覗くと女子高校生くらいのお嬢さん4人がお揃いのエプロンで仕切っています。昭和なお店を平成が仕切ってるミスマッチが楽しげです。その先にも食指が動く洋食屋さん。
工事現場の塀に京街道の説明、どうやらクランクカーブの縦の短い部分、グリルシマダとソフトクリーム屋さんを結ぶ道が京街道のようです。ドラッグストアだけじゃなくて漢方薬局もあります。
今市商店街
商店街の真ん中あたりで北の方へアーケードが分岐しています。ずっと先まで続いているので行ってみます。大阪ではロードサイド以外には少ない回転寿司店があります。
珈琲館もあります。がっ、その先はいきなりシャッター通りに変身。千林商店街とはつながっているものの回転寿司辺りから別の商店街で今市商店街、太子橋今市の今市です。
営業していないようですが、目を引くカフェ、関西読書人倶楽部じゃなくてBOOKENDが屋号のようです。ググってもこのツィートしか見つからなかったものの、新潮社を喧嘩退社したというイリエさんという文芸編集者さんの営むカフェだったものの、イリエさんが亡くなられそのままのようです。
一旦アーケードは途切れるものの商店街は国道1号線まで600mも続いています。お買い物は今市商店街へ、と言われても…
アーケードが途切れたところにある「ぽこまろん」という自家製焼き菓子屋さん、カヌレというフランスの修道院発祥でイングリッシュプディング風の焼き菓子が人気だそうです。名付けて今市カヌレ。よく見るとお店はJR貨物の12フィートコンテナ改造です。お店のブログを見つけました。しばし更新が止まっているものの強烈な個性が伝わってきます。
製麺所の直売所も営業中、奥が工場のようです。
どこのシャッター通りでも見かける張り紙、開店以来八十余年に渡りお引き立ていただいた「あんころや」…、万策尽きて苦渋の選択…、和菓子屋さんだったようです。
白でまとめた店構えの洋食屋かと思わせるお店、洋食メニューだけじゃなくて丼ものや麺類の食品サンプルがいっぱい、洋食屋さんというより定食屋さんですが、チェック柄のテーブルクロスはやはり洋食屋です。
イマイチどころじゃない寂れ方の今市商店街ですが、個性的で魅力的なお店が散在、若い経営者も入ってきているようです。人通りの多い千林商店街に隣接、商店街での買い物文化が残る街なので、少しずつステップバイステップでも復活して行くのではないかと感じます。小さな資金で商売始めるならおすすめの商店街かも。
千林商店街に戻ってきました。惣菜屋さんも多く暮らしやすそうな千林です。
大阪の商店街には欠かせない力餅食堂、明治22年創業で、のれん分けを重ね100店舗もあるそうです。隣には上本町にもないドトール、ドトールが出店する商店街は多くなく、集客力の証です。
千林駅前のそば屋大一、覗いてみると立ち食いじゃなくて椅子があります。てんぷらそば260円に惹かれます。
京阪千林駅、背の低い複々線高架橋の下にあります。もう少し先で千林商店街は途切れています。普通電車の先には隣の滝井駅が見えます。
さっきエビフライを食べたばかりですが、お腹に入りそうなので、大一そばに戻って海老天細うどん、残さずいただきました。天神橋商店街や服部天神駅前にも同じ店があるようです。
ペットショップじゃなくて小鳥屋さんをちょっと覗いて、力餅食堂隣のドトールで一休み、2フロアで100席以上ありそうです。
土居滝井撮り鉄
駅間距離が短いことで知られる土居-滝井へ歩いてみます。千林駅ホーム端から滝井駅ホーム端も400mほどしかありません。千林駅のホームの先からもう大阪市を越えて守口市ですですが、川とかそれと分かる境界は何もありません。
滝井駅前で目を引く踊るうどん、守口市役所サイトにも紹介されているものの、踊りながらうどんを打つようなことはなくて、普通にうどん屋さんのようです。
滝井駅北側の低いガードをくぐって線路の東側を歩きます。線路沿いの道はまっすぐ進めず国道479号を跨道橋で渡ります。
見事に風化したナショナルの看板、この辺りパナソニックの企業城下町の外れです。
土居駅のホームです。8000系の向こうは守口市駅。
土居駅の京橋側ホーム端から滝井駅を眺めます。岸里玉出が別々の駅だった時の方が近いような気がします。ちなみに日本一短い隣接駅間距離84mへは行ったことがあります。
2200系の準急が通過、昭和43年製の2276編成です。続いてやってきた6000系の中之島行きに乗車します。
土居駅停車中の6000系前面から滝井駅、こうしてみるとやはり近いです。滝井駅から千林駅、スーパー玉出千林店の看板は運転手さんの目印になっているはず。
千林駅下りホームから滝井駅、カーブしているので土居駅は見えません。8000系が通過、滝井駅はどこ行った?と思ったら8000系にすっぽり隠れていました。
8000系が千林駅を通過、二駅先の関目には13000系普通電車が停車中。
13000系は森小路に停車して、ゆるい勾配を上ってきます。
千林商店街を通り抜け千林大宮、国道1号線側のアーケード入口です。たこ焼き5個200円、淀川もすぐ近く、住んでみたくなった千林です。