Costa neoRomantica

クルーズ船入港のカラー歓迎放水があるとの情報で、お城から一旦ウチへ戻って自転車をおいて、エコカード土日用で大阪港へ向います。

シーサイドコスモか、中央突堤か、と悩んで、放水する消防艇の位置を天保山埠頭近くと予想、海遊館西側の岸壁にやってくると、入港予定時刻まで1時間近くあるものの、赤灯台の向こうにクルーズ船らしき船影が見えてきました。

1枚目の写真でタグボートだとばかり思っていた船から青い放水、予想は見事にハズレました。シーサイドコスモからだと順光で間近だったはず。

消防艇まいしま、158総トンです。

放水は青から黄色に。

黄色から赤に。でもこれでオシマイ。神戸港のたかとりと較べて放水時間は短くて色も少なく、ちょっとあっけないです。

まいしまが引き上げて行きます。付き添うタグボートは、生田丸164総トンと優陽丸188総トン。

Costa neoRomantica、57,150総トン。イタリアのジェノバに本拠をおくコスタクルーズの船で、多くは10万トンクラスのコスタクルーズの船隊では小さいクラスです。

ベンチの隣に座っていた70前後のご夫婦に声をかけられました。去年この船に乗ったそうです。煙突が3本見えますか、とのこと。3本の煙突がこの船のシンボルのようです。

乗船の1年前に予約して5泊6日で2人で25万円くらいと教えてくれました。食事だけでなく、高いワインとかは別としてお酒も飲み放題だそうです。ずっと一緒で喧嘩しませんでしたか、と聞いてみたら、毎日色んなショーがあり、エステやジムもあって喧嘩するような暇は無かったそうです。お二人にとって忘れられないクルーズの思いでを確かめるために来られていたようです。

青空に映える真っ白な船体。

あなたも奥様とぜひご一緒に、と言われ、随分前に別れてひとりもんです、と口から出かけたのですが、白けるだけなので止めておきました。

旋回せずに船首から着岸します。Welcome to Osaka!

57,150総トンを押して岸壁に近づける優陽丸188総トン。船尾のデッキからは厨房の人たちが様子を見ています。

岸壁では子どもたちのブラスバンドとチアリーディングチームによる歓迎セレモニー。着岸を待たずして船体の掃除も始まりました。長い航海が続く中で、船体を真っ白に保つのは大変です。

係船用ロープを綱引きする作業員さんたちが何本ものロープで係船、船上からは固定されたロープに黄色と青の円板がはめています。調べても円板の意味は分かりませんでした。

船尾にイタリア国旗が掲げられました。パナマとかケイマン諸島とかじゃなくて、純粋なイタリア船、ジェノバ船籍です。

天保山バスのりばからのCosta neoRomantica、乗ってみたいです。Celebrity Milleniumと較べてテラス付きの部屋が少く、比較的庶民派と見えます。neoRomanticaというキャメルケースの名前もカッコいいです。

費用の問題以上に、1週間のクルーズでも喧嘩しないパートナーが欠かせません。それだけじゃなくて、この船の船室にこもってコードを書いてるなんて洒落になりません。WiFiも使えるようですがノートパソコンや、できればスマホも忘れたいです。でもそんなの今の自分にはありえないわけです。因果な自分の選んだ道ですが、でもいつの日か、必ず乗ってやるぞ。待ってろ、neoRomantica。