コハクチョウ大空の舞
今年最初の一枚はこれで行きます。
元旦朝、滋賀県長浜市早崎内湖のコハクチョウです。
1か月前、SLびわこ号乗り鉄の後、ここに来たときは1羽もいなかったのがショックで、いわゆるリベンジです。1年前、早崎内湖でコハクチョウたちに会った時は正午頃でした。SLびわこ号の時もその経験から正午頃行ったのに、もぬけの殻。色々ネットで調べてみたところ8時には来るべきというブログもありました。
通常なら始発電車で出発しても早崎内湖に着くのは8時半頃になってしまいます。ところが大晦日の終夜運転だと8時前に着けることがわかりました。ポイントは河毛駅コミュニティハウスのレンタサイクルが年中無休、お正月も元旦早朝6時半から営業してくれていることです。レンタカーが休みでもレンタサイクルは営業中とは嬉しい限り、1年に1回しかないチャンスです。
3:56の谷町線終夜運転で出発、大阪、京都、米原とすべて各駅停車を乗り継いで、北陸線河毛駅についたのが7:07、電動アシスト付きを借りて湖北の田んぼの中を走り始めます。
自転車をこぎ始めてすぐに初日の出が上りました。朝焼けに輝く山本山です。天気予報では湖北地方は曇り時々晴れ程度でしたがうまく外れてくれました。
7:44早崎内湖到着、いました!南の区画に30羽くらい、北の区画にも30羽くらい。
いきなり4羽が飛び立ち、もう1羽が追いかけて行きます。
他のみんなもすぐ飛び立つのかと構えていたのですが、なかなか飛び立ちません。枯れたハスの中のファミリー、コハクチョウキッズの嘴はピンクです。
時々羽を大きく広げたりしているのもいるものの、大半はまだお休み中です。ハクチョウって長い首をおなかの上に載せて寝るんですね。
もう9時前ですが、5羽が飛び立って以降1羽も飛び立ちません。さっきまでしきりに鳴き声を交わしていたのにシーンとしてしまいました。暇なので伊吹山の写真を撮ります。するとバタバタバタっと、白鳥ではなくマガモたちです。
飛び立つどころか、逆に外からこちらへ2羽飛んできました。羽を広げたポーズ、横から見てもかっこいいです。
9:15、北の区画から3羽が飛び出してきて、こちら側南の区画の上で旋回、遠くへ飛んで行きました。
さっきまで向こうの方に固まっていたのが、ゾロゾロとこっちに向かってきました。しきりにクークーと声を上げ、首を上下させています。間違いなく会話しています。
南の区画の南の端の方まで行ったかと思うと、くるっと回って助走を始め、飛び立ちました。
次のグループがまた南の端へ移動していきます。飛行機が滑走路へ侵入する前のタキシングと同じです。
手ぶれ覚悟で飛び立つシーンを動画で撮ってみました。明らかにこれから飛ぶよ、らじゃー、って何度も確認してから飛んでます。最後の方は自分の体が回転できずについて行けなくなりました。
2羽だけで飛び上がりました。
高く高く上がったと思ったら旋回して戻ってきて、また上がっていきました。この後が冒頭の写真です。
お次は北の区画からこっちへやってきて旋回、3キッズの5羽ファミリーです。
どんどん滑走路に侵入して行く中で、寝正月を決め込んでいるグループもいます。
どんどん飛び上がって行きます。もう10時です。これなら終夜運転でなくても良かったワケですが、待っただけ感動も増しました。
何処へ飛んでいくのか、だいたいみんな東北東の方へ向かって行きました。また夕方になったら戻ってくるはずなので、そう遠くまでは行っていないと思います。
雪の山とコハクチョウ、合います。