幸せはシャンソニア劇場から

 

幸せはシャンソニア劇場から、原題FAUBOURG36というフランス映画です。フランス映画なんて実に久しぶりですが、とってもとっても素敵な作品です。

舞台は1936年、ナチスがやってくる直前の混沌とした時代のパリです。自分の大好きなパリの街の魅力がふんだんにでてきます。石畳の道、小さな坂道、自分がよく歩いた1980年代とそれほど変わっていません。ずいぶん行ってませんが、今はどうなんでしょう?

シトロエン2CVとか古いクルマもたくさんも出てきますが、鉄ちゃんとして嬉しいのは、エッフェル塔を向こうに見たメトロ6号線のPassy駅と思われるシーンです。煤けた赤い1等車を挟んだ緑の古い5両編成のメトロです。

売れない芸人たちが廃墟になった劇場を立て直すお話、全く知らなかった役者さんばかりですが、皆なんとも芸達者な役者さんです。

特に気に入ったのはKad Meradというコメディアン演じるJackyです。ちょっとサルバドール・ダリのような風貌で、ダンスも歌もうまい!Jackyは英語だとジャッキーですが、フランス語ではジャケです。ちなみにMickyもミッキーではなくミケになります。ネズミじゃなくてネコですね!

最高なのは劇場が3度目に再建された時の劇中劇、必見モノです。多くのシャンソンも心地良い曲ばかりで、フランス語オフィシャルサイトのMusicというページでほぼ全曲が楽しめるようになっています。日本語オフィシャルサイトよりぜんぜんよく出来ているので、ぜひフランス語サイトで雰囲気を味わっていただければと思います。