吐山のスズラン

奈良市吐山(はやま)で自生のスズランが咲いていると聞いてでかけてみました。近鉄榛原駅からバスで15分ほどの吐山南口バス停下車、そこから15分ほど歩いたところで、Google Mapにも吐山スズラン群落と表記されています。

棚田の中の坂道を登って行きます。田植えの終わった田んぼが殆どですが、まだこれからのところもあります。

ムシトリナデシコとモンシロチョウ。

ムラサキツユクサと花粉が吹き出したノアザミ。

ヒカゲチョウとヒメウラナミジャノメ。

スズラン群落に到着、住宅一軒ほどの広さで、まだところどころに花が咲いてはいるのですが、茶色くなっていたり、実が膨らんでいるものが多く、ちょっと遅かったようです。それでもまだ白いのも写ってました。スズランといえば北海道ですが、ここが自生南限だそうです。

同じ目的の数組の人たちが来ていて、ここまでくる途中で咲いていた花の方がキレイね、という声も聞こえます。ちなみにスズランは可憐な姿に似合わずかなり毒性の強い有毒植物だそうです。

スズランの葉っぱに黒い蝶、よく見ると蛇の目の紋があってクロヒカゲです。

お腹全体に粉をふいてますが、このまえ西谷の森でみつけたトンボと同じ種類のようです。ニホンカワトンボで間違いないかと思います。メタリックに光ったり、粉をふいたり、翅も色々バリエーションがあってわかりにくいものの、イトトンボのように翅を閉じて止まり体はかなり大きめだとカワトンボの仲間と推測して良さそうです。

田植えの終わった田んぼにはオタマジャクシがうじょうじょいます。大きさがかなり違うのですが、別のカエルなんでしょうか?

トノサマガエルみっけ。

アカツメクサとオタマジャクシ。小さな古池の向こうのノイバラを撮ってみたら、カエルが写っていました。ヒキガエルかな?

棚田の土手でアザミとブタナが風にゆらいでとても幻想的な景色になってました。向こうに見えるのは吐山の村。

国道まで下りてきたのですが、バスは2時間に1本、1時間以上あるので、里山歩きを続けます。

ヒメウツギの蜜を吸ってるヒオドシチョウ、外側は茶色です。

キンモンガとイチモンジセセリ。

カワラヒワ。

安堂駅で途中下車して大和川へちょっと寄り道。

セグロセキレイとダイサギ。

途中下車の狙いは鳥じゃなくて道明寺線撮り鉄です。

道明寺駅まで歩いて撮影ポイントを探してみました。

道明寺周辺そこら中でウメエダシャクがヒラヒラ舞っていました。

以上、花の名前、虫の名前、がんばって調べたのですが、間違いを見つけたら教えて下さい。