御前浜・香櫨園浜、甲子園浜

シギチ狙いでもうひと足掻きしてみようと西宮の海辺を回ってみました。

御前浜・香櫨園浜のコアジサシ、垂直急降下シーンが写ってました。

向こう岸に長崎の軍艦島を彷彿とさせるビル群が建ち並んでいます。高さが異なる同じカタチのビルがずらりと、どれも5フロア毎に隙間が空いています。

帰ってから調べてみると芦屋浜団地という公団住宅(URの賃貸住宅)と分かりました。団地R不動産というサイトに詳しく紹介されています。昭和54年から57年にかけて建てられたもので、鉄骨の枠組みの中に、工場で内装まで組み込まれた個々の住宅がはめ込まれているそうです。とても30年前の建築とは思えない斬新さがあります。

芦屋浜団地をバックに飛ぶコアジサシ、上層階はさぞかし眺めが良さそうです。3LDKで7万円前後、ちょっと考えてみてもいいですね。

夙川の河口から望む甲山、遠くないのに霞んでいます。西宮の学校に4年も通っていたのに、御前浜・香櫨園浜へ来たのは初めてです。

御前浜・香櫨園浜は夙川を挟んでどっちかが御前浜、反対が香櫨園浜かと思ったらそうじゃなさそうです。浜辺の看板も「御前浜・香櫨園浜」となっていて、ネット上では「御前浜(香櫨園浜)」あるいは「香櫨園浜(御前浜)」という表記も多いです。御前浜・香櫨園浜とはというサイトで詳しい歴史が紹介されていました。

御前浜の名称は平安時代からあるそうで、そこに阪神電鉄が明治40年に香櫨園遊園地や海水浴場を開設して以降、香櫨園浜とも呼ばれるようになったらしく、どうやら同じ場所に2つの名前がある、ということのようです。

御前浜・香櫨園浜から甲子園浜に向かいます。タイガースキャブみっけ、背番号5、ゴメスです。

今津灯台の屋根にカラス?かと思いきやよく見るとハッカチョウ、撮ろうとしたら飛び立ったものの近くのアンテナに止まってくれました。

甲子園浜に着きました。ミスジチョウホンミスジみっけ。

シロチドリがいました。

堤防にチュウシャクシギの夫婦、嫁さん(たぶん)がベタッと座り込んでしまいました。

堤防から飛び立ったら、すぐ近くのテトラポッドに下りてくれました。旦那(たぶん)はテトラポッドからずっと辺りを見渡し餌を探しているようです。嫁さんの方はテトラポッドの上でも座り込んでしまいました。

旦那の方は片足立ち、チュウシャクシギに限らないのですが、この状態の場合、上げた足が全然見えなくなります。どういうふうに格納されているのか下から見てみたいです。嫁さんの方はずっとベタ座り。

甲子園浜の沖の孤立した防波堤に釣り人が何人かいます。渡船で運んでもらうのでしょうが、トイレとかどうするんでしょう。

堤防のスキマからハマヒルガオ。

武庫川を遡って武庫川駅近くの堰堤、魚が堰を飛び越えています。たぶんボラだと思います。

勢い余って堰の上に載ってしまったボラ、しばらく飛び跳ねていたら無事、川に戻ることができました。

赤胴車を写して、青胴車で帰ります。