長浜の町と海洋堂龍遊館

湖北で野鳥を堪能、もう4時を過ぎてしまったので、長浜鉄道スクエアはあきらめ、黒壁スクエアを歩いてみることにしました。

後ろ髪を引かれる思いで湖岸を離れ自転車を返し、駅の東側で出るといわくありげな洋風建築、開知学校という元小学校の建物で明治7年の建築物だそうです。長野県松本市の重要文化財のは「開智学校」で、字が違いますが、とても良く似ています。こっちの方が洋風テイストが強いです。

うほっ、シトロエン2CV(deux chevaux)です。

長浜大手門通商店街、全国的に商店街の過疎化が進む中、成功したモデルケースとして注目されている商店街です。

なぜか振り袖のお嬢さんたちがいっぱい、調べてみたら長浜きもの大園遊会というイベントだったようです。日本人だけでなく、海外からのお嬢さんたちの振り袖姿も少なくありません。でも着付けがちょっと変、パッと見だけじゃなくて、正しい着付けを教えてあげなきゃ。

大手門通商店街の中に海洋堂フィギュアミュージアム黒壁・龍遊館がありました。以前から聞いていたのに、全然忘れていました。

1階がショップ、2階がミュージアムになっています。入場料800円でガチャ1回分のコイン付でした。2階に上がるとキングギドラが出迎えてくれました。撮影OKとのことなのでバシバシ撮ってきました。

タイムスリップグリコとチョコエッグ、一世を風靡しました。右端のバンのポーズいいですね。

岡本太郎のジオラマと、さっき見てきたばかりの姉川の合戦のジオラマ。

人類と題したジオラマ、2001年宇宙の旅の冒頭のシーンを思い起こさせます。

興福寺の阿修羅像。

火の鳥鳳凰編の我王、感動のシーンを見事に立体化、手塚先生が見ても超カンドーでしょうね。

お隣はボイジャー。

坂本龍馬と上野彦馬、ローレライ。

足踏みミシンとだるまストーブ。

スバル360と石のゴミ箱。ミゼットと配達のおじさん。

商店街には長い影が伸びて、街灯にも火が入りました。

すっかり昼が短くなってしまいました。もっと長く遊びたいけど、もっと朝早くでるしかありません。

帰るのが惜しく、こちらのカフェで一休み。まだまだ人出が多いです。商店街復活とはいっても殆どが観光客です。お店も地元の人向ではなく殆どが観光客向けのお店です。長い歴史や独特の文化があり、古い建物が残されていた長浜だからこそできた商店街復活であって、真似のできる他の町は限られていると思います。

駅前にある地元の人のためのお店、平和堂を覗いてみました。当地の名産、話しに聞く鮒寿司がないか、惣菜売場とか探しても見つからなかったものの、名産品コーナーにありました。1尾3000円くらい、スライスしたものが4切れほどで800円くらい、あまりの値段にビックリして買えませんでした。とても地元の人の毎日の食卓で出される食品ではなくなっているようです。調べてみたら素材の琵琶湖固有種の鮒、ニゴロブナが外来種の増加で激減し、高騰しているのが原因のようです。

まだ6時にもならないのにどっぷりと日が暮れてしまいました。長浜始発の新快速播州赤穂行、大阪まで1時間40分、もうちょっと近かったら毎週でも来たい長浜でした。