湖北の野鳥
こちらのブログを愛読、琵琶湖の湖北へ行ってみたいとずっと思っていたのですが、快晴の土曜日、寒くなる前に「鉄道の日記念JR西日本一日乗り放題きっぷ」で行ってみることにしました。長浜まで往復3880円なので、800円安くなるだけですが、動機付けにはなります。
長浜駅でレンタサイクルを借りたら電動アシスト付、乗るのは初めてで、詰所のおじさんに操作方法を教えてもらって出発、自転車を漕ぐというより、足を回しているだけ、という感じですが、特に漕ぎ始めは自分の思った以上にトルクがでるので要注意です。
豊公園を抜け湖岸に沿って湖北野鳥センターを目指します。片道約12km。
ぎょえ~、いっぱいいます。殆どヒドリガモのようですが、かなりの数のオオバンも混じっています。
湖岸の県道331号、ずっと自転車歩行者専用レーンが続いていてとても走りやすく、快適な道です。県道と琵琶湖の岸辺の間に公園が続いています。
この公園で小さななかまたちといっぱい出会うことができました。まずはベニシジミ。
初めてお目にかかるもののアトリで間違いないかと思います。5羽くらいいるのですが、みんな木の高い所にいるので、あまり上手く撮れません。
湖の方に目を移すとセグロセキレイ、公園の中に入ってきました。
こんな感じの長細い公園で、左手が琵琶湖です。
もふもふのエナガもやって来ましたが、ピンボケの証拠写真だけ。
南浜港と端麗な伊吹山。姉川の河口近くを渡ります。織田徳川連合軍vs朝倉浅井連合軍の姉川の合戦の舞台です。
姉川河川敷にコサギの大群、ユリカモメも混じっています。
姉川を渡るまで時間をかけすぎてしまったので、一気に湖北野鳥センターをめざします。
野鳥センターと並んだ湖北みずどりステーションという道の駅で腹ごしらえ。
券売機で食券を買うシステム、ラーメン唐揚げセットというのがボリュームもあって美味しそう、でも券売機のボタンがありすぎて探せません。お店の人にラーメン唐揚げセットはどこですか?と聞いたら、一緒に探してくれたものの、ボタンには×印が表示されています。あ、今売り切れです、とのこと。ということで、醤油ラーメンに変更、ところが、次の人はカレー唐揚げセットを買っていました。なら、ラーメン唐揚げセットが売り切れのはずがないでしょ、といいたくなったのをガマンして出てきた醤油ラーメンです。
これが、予想を裏切る美味でビックリ、システムはイケてないですが、厨房の人はいい仕事してます。道の駅侮れません。
満足しておとなりの湖北野鳥センターを見学することにします。
200円の入館料を払って入ると、20台くらいのフィールドスコープが並んでいて、道路と水路を隔てた砂州のようなところにいるコハクチョウとオオヒシクイにレンズ向けられていました。職員の人が丁寧に説明もしてくれるのですが、なぜこの真正面にコハクチョウやオオヒシクイがいるのか、餌付けしているのか、聞き損なってしまいました。
野鳥の観察や紹介だけでなく、水槽で琵琶湖の魚たちも紹介されています。琵琶湖水鳥湿地センターという別の施設も並んでいるのですが、運用は一緒みたいです。こっちは鳥の剥製を使ったジオラマが展示されています。どういう経緯で剥製になったのかは分かりませんが、この展示方法は好きになれないです。
外へでて道路脇の歩道からコハクチョウを撮ってみました。ススキがちょっとジャマでなかなかピントが合ってくれませんがなんとか羽を広げたところが撮れました。
オオヒシクイ、かなりの数がいます。
もうちょっと先、尾上港という岬の先端あたりから琵琶湖の一番奥の方を望み、引き返します。
ハクセキレイが鏡に映った自分を眺めていました。
沖の方、ものすごいカモの大群です。ぜひクリック(タップ)して拡大してみてください。殆どヒドリガモとオオバンのようですが、よ~く見るとカンムリカイツブリがいます。探してみてください。
電柱のトンビ。
帰りは湖岸ではなくて、田んぼの中を走ってみることにします。ハナカタバミとベニシジミ。
ピーヒョロロが響き渡る湖北の大地、刈り入れの終わった田んぼの中に自転車専用道が真っ直ぐ、思いっきり気持ちのいい場所です。
アキアカネ。
湖岸の内側に池が続いています。一本足でじっとしているアオサギの幼鳥とダイサギ。
竹生島を眺めながら姉川まで戻ってきました。コサギとユリカモメたちの近くまで行ってみました。
この辺りで急に自転車が重くなりました。バッテリーが切れてしまったようです。自転車を漕ぐことで充電されるものとばかり思っていたのですが、そうじゃなくて、充電する他ないみたいです。エコモード、パワーモード、という設定ボタンの意味が今になって分かりました。こうなるとただのママチャリです。
再び電柱のトンビ。
姉川から南は湖岸の道に戻ります。往路でアトリがいたあたりの公園でシジュウカラ。
コンコンコンコン、ここでも森の大工さん。
おっと~、キセキレイです。これでセキレイトリオをコンプリート!
長浜駅はもうすぐ、こちらも初めてお目にかかるハシビロガモです。
メタボ気味のカルガモさんたち、琵琶湖はよほど美味しいものがいっぱいあるみたいです。