カタシモワイナリー見学会その1

大阪府柏原市のカタシモワイナリー見学会に参加してきました。

大阪上本町から近鉄大阪線で約30分安堂駅下車徒歩約10分くらいのところです。

ワイナリーの山手には上の方までぶどう畑が広がっています。ぶどうの産地というと山梨県を連想しますが、かつては大阪府が全国一のぶどう生産地だったそうです。

ワイナリー周辺、柏原市太平寺地区の古い町並みです。こんな素敵な町並みが大切に残されているとは知りませんでした。

住宅地の間にぶどう畑が広がっています。

カタシモワイナリー、高井社長ご自身にご案内いただきました。甲州ぶどう、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネ…、ワインでお馴染みの様々な品種が栽培されています。

住宅地を抜けると山の斜面がず~っとぶどう畑になっています。ぶどう棚の中に入って、土壌や肥料の工夫など専門的なお話もたくさん聞かせていただきましたが、農業が全くシロートの自分にはちょっと難しすぎました(^^;

ただ、かつて全国一のぶどう産地がその後衰退し、栽培放棄されたり観光農園化していた畑を社長自ら築き上げてきたノウハウで再生させてこられたことは十分理解できました。

ちょうど畑で作業している方が社長に声をかけ、今から栽培するなら、どの品種がいいか、という質問に、今なら甲州ぶどう、全部買わせてもらいます、と明快に答えておられたのがとても印象的でした。品質の安定度といった生産性と、市場でのニーズの両方を徹底的に把握していないとできない回答です。

坂がかなり急になってくると、農業運搬用モノレールが登場しました。ダッシュ島でも登場するあれです。辿っていくと、樹齢99年というこのワイナリーで最高齢の古木がありました。大切に大切に育てられているようです。

だいぶ上まで上がってきました。息が切れます。振り返るとこんな風景、遠くにあべのハルカスも見えます。拡大してみて下さい。

山の上の方には新しい畑が作られています。やきとり屋さんやフレンチレストランの方がボランティアで栽培されている畑だそうです。鉄の柵はいのしし避けです。鳥やいのししの被害は生易しいものではない由。

山を別のルートから降りかけるとモノレールをみつけました。 動いているところを見たいなぁ。できれば乗ってみたい。

パノラマで撮るとこんな感じです。これこそ「鉄道」ですね。

カタシモワイナリー見学会その2へ続く