丸木スマ展
コハクチョウがやってくる前に琵琶湖のメカニズムを学ぶべく湖南の琵琶湖博物館へ。
草津駅に着くとなにやら若い人たちで大混雑。バスまで時間が有るので、東口にタバコの吸える喫茶店が2軒も並んでいるのを見つけ、口コミ評価の高い方のお店でモーニング。駅西口のバス停へ向かうとバスに乗れそうもないくらい長い行列、さっきの若い人たちです。琵琶湖博物館に隣接する広場で開催されるFEST. INAZUMA(去年までイナズマロックフェス)という大型ロックイベントの初日、3日間で12万人も集めるらしい。ということで琵琶湖博物館はあっさり諦めて、もうひとつの目的地へ。
草津駅から京都方へ2つ戻って瀬田駅からバスに乗車。5連休初日の名神高速下り線は大渋滞。龍谷大学瀬田キャンパスで折り返して県立図書館・美術館前バス停に到着した帝産湖南交通のバスです。ICOCAは使えず現金決済。びわこ文化公園に入ります。
簪(昭和30年)は最晩年の150号の大作、スマの全作品の中で最大。猫、犬、雄鶏、雌鶏、ひよこ、鳩、蛇、蝶、とんぼ、蜂、猿、百合などがビッシリ。タイトルは丸木俊が付けたもの。曼荼羅とは宇宙の理などを幾何学的に秩序だてて描かれるものですが、この混沌とするも全ての生命が等しく存在しつながり合っているようなこの景色がスマの宇宙。
昭和31年11月14日にスマさんは突然の死、何と位里・俊の住む練馬区の家で強盗に殺害されています。位里・俊夫妻が巡回展でオランダ滞在中のことだったらしい。享年81歳。翌昭和32年には東京、名古屋、徳島、広島で丸木スマ遺作展開催。昭和42年埼玉県東松山市に原爆の図丸木美術館開館。
展示作品の最後はまるで遺影のような自画像、苦しみと悲しみと喜びと幸せが全部詰まっているような表情です。
第9章の展示室には大きなテーブルが置かれこどもたちが絵をかけるようになっていて、壁にはその作品。上段中央のにわとりや鳩や愛犬クマがクレヨンで画面にびっしりに描かれた作品などから、令和の子どもたちにもスマさんの世界がしっかり受け継がれているようです。スマさんの世界の余韻を残したいので続きは項を改めます。