どんぐもりの男里川河口

午後から晴れるとの予想で今週も男里川河口へ。

難波のホームに出ると25分発の空港急行が発車したばかり。次は40分発ですが、そのあとの45分発のサザンに岸和田で抜かれるので20分待ちになるとすばやく計算、30分発のラピートのチケットを購入。久しぶりのラピートです。

住之江の車庫では復刻塗装の7100系が出番待ち。

堺駅にレイソルの看板?と思いきやバレーボールの日本製鉄堺ブレイザーズです。今年のレイソルは久々に好調をキープ。

泉佐野で下車、東口に喫煙所があったのでいっぷくしているとやってきたかわいい黒いハト。しきりに芝生の草を食べてました。

泉佐野

泉佐野駅下り交差点、「駅下り」は泉州ならではの交差点名で、旧国道26号(府道204号)から南海本線の駅へ向かう交差点は「駅下り」と呼ばれます。Google Mapでチェックすると石津川、北助松、泉大津、蛸地蔵、貝塚、鶴原、井原里、泉佐野に「駅下り」が確認できました。

泉佐野で下りたのはこの食堂を訪ねてみたかったから。駅から10分ほど歩いてきたのに、まだ11時を回ったばかりで家族連れらが店頭に行列、ささっと食べて男里川河口へ向かうつもりだったので諦めました。朝4時から営業しているので、いずれ出直してきたいと思います。泉佐野漁港が近く漁師さんや市場の人たちをメインにした食堂のようです。

駅に戻る道でお好み焼き屋さんを見つけ営業中だったので入ってみました。見るからにふわふわのお好み焼き。

お好み焼きランチ、お好み焼きをおかずにご飯、炭水化物セットです。

お好み焼きやさんのある通りが岸和田のう我吉前のようなクランクになっているのでこの道が紀州街道かと思ったら新地通りという名前と分かりました。他にも入ってみたいようなお店が並んでます。

新町通りのシャッターの下りたお店の前に小学校の机らしきが2つ並べられ、上に雑誌が積まれたブラウン管テレビとストⅡが刺さったスーパーファミコン、机には赤いランドセルが掛けられていました。スーパーファミコンとテレビは電源が入ったままです。

泉佐野駅前通りに戻ってきました。高校で3年間通った泉佐野ですが、駅西口側は部活の先輩に連れられた喫茶店くらいしか記憶になく、シギチの季節じゃない時にゆっくり町歩きしてみたいと思います。ちなみに西口ではあるものの殆ど北向きです。南海本線の駅では方角い関わらず海側は西口、山側は東口です。さっきの黒いハトがまだ芝生を草をむしってました。

和歌山市行普通に乗ると若い女性がいっぱい。泉南ロングパークでライブイベントがあるようですが、ティーンエイジャーではなく20代くらいばかりでファッションやメイクもおとなし目です。調べてみるとサーフミュージック系の平井大さんのライブと分かりました。

男里川右岸河口

樽井でどどっと下車、ロングパークへ向かう人たちとは反対に向かいます。緑道にはこれまで見かけなかったレモンイエローの小さな丸い花がいっぱい、テマリツメクサです。

どんぐもりの男里川右岸河口に到着、潮位は高めです。

いきなりミサゴ登場。ゆっくり河口上空を旋回。

キョウジョシギが何羽か。しばらくして飛び立ちました。

波が高めの河口を渡るキョウジョシギたち。遠くへは行かず左岸の水辺に下り立ちました。

水辺にチュウシャクシギ。ミサゴが戻ってきて旋回じゃなくてホバリングしてます。

ホバリングしたまま飛び込んできません。風が強くゴーゴーという音だけの動画です。

まだ懲りずにホバリングを続けているので静止画でミサゴ。

河口先端にいたのはウミネコの幼鳥。砂利浜にはトウネンとメダイチドリ。

トウネンとメダイチドリとキアシシギ、トウネンだけにピントが合ってます。メダイチドリをソロで。

抜き足差し足のキアシシギとトウネン。

トウネン動画です。

右ハサミ大のハクセンシオマネキと左ハサミ大のハクセンシオマネキ。どちらもなぜか甲羅がグレイ。

関空をバックにウミネコが低空飛行。

もいちどトウネンとメダイチドリ、かなり間近でくっきり撮らせてくれました。

メダイチドリと一緒にハマシギたち。夏羽のハマシギ、なかなか美しい。

波とチュウシャクシギ。潮位45cmくらいの上げ潮です。

ファミマでトイレを借りて隣の公園でひとやすみ。いかにもマメ科な花はスイートピー、スイー・トピーじゃなくてスイート・ピー、つまり甘いマメですが、有毒植物だそうです。白とピンクのスイートピーは赤いスイートピーより美しいと思います。

水色の花はワスレナグサ、期せずして歌で知られる花が並びました。

男里川左岸

右岸河口でかなり満足したので、もう帰ろうかとも思ったのですがやはり左岸河口へ。こいのぼりは雛人形と違って節句が過ぎて5月中旬まで出していることが一般的らしい。風速5mくらいです。

よだれを垂らしているチュウシャクシギ。

左岸の土手からもいくらでもシギチたちに会えます。トウネンをこれだけまとめて見たのは初めてかも。

ハマシギたちも間近。トウネンとキアシシギの大きさを比較。

キアシシギとチュウシャクシギの大きさ比較。結果トウネンはスズメサイズです。

旅鳥たちが賑やかで留鳥のシロチドリの影が薄い今日の男里川河口です。

干潮時はテトラポッドまで歩ける浜も水没しています。関空大橋をバックに男里川左岸河口、砂利浜が沖の方へ伸びていることが分かります。

キョウジョシギがテトラポッドに集結、全部で17羽。

いつもの歩きにくい石積堤防を行きます。砂団子は少し広がっているもののカニたちは出てこず。

オグロシギ、それに茶色いのは夏羽のオオソリハシシギかと。オグロシギの夏羽も茶色、嘴の反り方以外にもいくつか見分けるポイントがあるようですが、いずれも微妙でやはり嘴の反り方できめつけておきます。

オオソリハシシギです。

オグロシギとオオソリハシシギはすごく似た鳥どうしで混群になることが多いようです。

砂浜を駆けるオグロシギとオオソリハシシギたち。

コウボウムギ、茎が筆になるので弘法麦だそうです。

舗装の隙間から伸びてるハマヒルガオ。

沖止めの貨物船と関空第1ターミナルにずらり並ぶ飛行機。

FEDEX機の向こうにもう1機、A滑走路とB滑走路でほぼ同時に離陸したということかな。尾崎団地は塗り替えが進んでいます。エレベーターがあれば引っ越しを考えたい団地です。

久しぶりの尾崎の浜の地域ネコ。

ひょろりと伸びてるのはたぶんワトソニア。

天気予報のように午後から晴れることはなく、帰りがけになって漸く西の空が明るくなってきてました。曇り空でイマイチな写真や動画ばかりでもたくさんシギチたちに会えたので満足です。

いつもの尾崎駅前の喫茶店、コーヒーのつもりがプファーに変更、小松菜のおしたしのつき出しがついて550円。