雲龍院と法然院
よ〜いドン!のロザンのうんちくんで泉湧寺(せんにゅうじ)とその塔頭を紹介していたのを見て行ってみたくなりました。
関西以外の人にちょっと説明しておくと、よ〜いドン!は「となりの人間国宝さん」で知られる関西テレビ朝の情報番組、うんちくんはロザンのふたりがさまざまなテーマで現地を訪ね、京大卒の宇治原さんが「蘊蓄」を披露する水曜日のコーナーです。
天満橋でマックモーニングのつもりがすぐに特急が発車と分かり改札に入ってしまいました。紅葉のピークでいつもよりかなり混み合ってる天満橋駅、おまけにやってきたのは席の少ない5000系、京阪特急で立ちっぱなしは初めての経験かも。
塔頭寺院が並ぶ林の道を500mほど歩くと大門、御寺泉涌寺と掲げられています。皇族が住職を務める門跡寺院ではなく皇室の菩提寺で御寺(みてら)と呼ばれるそうです。お腹ペコペコでとりあえず自販機でカフェオレを買って誤魔化しておきます。
大門で拝観料500円を払って入るとすぐ左手に楊貴妃観音堂。楊貴妃をモデルにしたと伝わる、南宋(12−13世紀の中国王朝)から渡来の観音菩薩坐像(楊貴妃観音像)が安置されています。写真撮影禁止も検索すると見つかりますが、口の周りにおヒゲが。これはヒゲじゃなくて微笑みを表すものだそうです。
二間続きの座敷は悟りの間、四角い窓は迷いの窓、丸い窓は悟りの窓です。鷹峯の源光庵の迷いの窓、悟りの窓より少し小ぶりです。
法然院
雲龍院に満足したので、もう帰ろうかとも思ったのですが、やはりもう一箇所、拝観料無料の法然院へ向かうことにしました。バスに乗る前にトイレを探すと250m歩いた東福寺鐘楼横にありました。この辺りで東大路通は九条通に名前を変えて西へ方向転換しています。
東福寺バス停から空腹を抱えたまま202系統のバスで北へ向かいます。五条坂や清水道でいっぱい下りて漸く席をゲット、周辺は大変な賑わい。
菊を散らした花手水と竜吐水。
壁の絵は見覚えのある景色、東大寺二月堂裏参道です。側溝のサワガニたちは冬眠中のはず。
エナガたちの入浴シーンです。
手ブレが恥ずかしいけど水滴の音が撮りたかったので、水盤のサザンカ動画。