今日は楽しいひな祭り♪
年末に訪ねた壺坂の町家の雛めぐりへ向います。人が多そうですが、せっかくなので3月3日に。町家の雛めぐりは昨秋のかかしまつり同様、今年で最後だそうです。
大講堂のパネルにあったスイカヘルメットみっけ。
本堂の裏に壷坂霊験記のお里沢市投身の谷、下を覗いてみたのですがさほど深い谷ではなく、木が茂っていてここから身投げしてもたぶん死ねないと思います。
壺阪道
帰りのバスの車内、前の席のおばさんが壺阪山駅ではなく壷阪寺口で下りると話しているのを耳にしてマップをチェックしてみると、バス停からほど近くに★4.1のお蕎麦屋さん発見、その先高取町中心部へは歩いて行けそうなので、自分も下車。
座卓が2つの座敷と窓際にカウンター席が4つほどだけの小さなお店、ざるそば大盛りに炊き込みご飯を追加。お手洗いを借りようとしたら外に出て左手奥とのこと、隣家との路地をずっと奥まで歩くと清潔なお手洗い、かなり大きな古民家をリノベしたものと分かります。そばに海苔がかかっていないので、関東だとこれはおおざるじゃない、おおもりじゃないか、と言われそうですが、とても美味しくいただきました。お勘定を済ませて帰ろうとすると上り框に靴が出されていたりと、とても気持ちのいい接客が嬉しい。表からお店を撮るとさほど古い建物ではないものの、この地ならではの厨子二階建てです。
木造の塔のある家の蔵と梅、電柱がちょっと残念。蔵と右手の建物の間に細い道が続いていて、何と右手の建物と左手の建物が渡り廊下で結ばれています。
かなり調べて「旧延壽堂製薬」、木造の塔は大正時代のドイツ製電動エレベーター収容する建屋と分かりました。六神丸という動悸、息切れ、気付けに効く強心薬を製造していたそうです(参考)。
土佐街道の丁石にキンセンカ。
土佐街道と壺坂道の分岐点から高取山中にあった子島観音院までの道筋を示すものと分かりました(参考)。
大名行列のお殿様。土佐街道の北側にも雛めぐり、シックでえらくおしゃれな板の間の雛飾りです。
ウチは男二人兄弟ですが、それでも祖母が大切な雛人形を飾るのを手伝った記憶があります。壊さないように木箱から取り出して、そっと雛壇に並べます。台に載った菱餅が食べられないのに美味しそうでした。ネットやテレビの無い時代にも、雛人形を飾ることで伝統や風習が世代を越えて受け継がれてきたと気づきました。
五月の節句にも鎧兜や金太郎の人形が床の間に飾られていたのですが、雛人形の方が思い入れがあります。以前どこかで書いたような気がするのですが、五月人形も殿様、侍大将、足軽、鉄砲組、軍目付、軍師、勘定奉行等々のフィギュアを並べるようなものだったら自分もハマっていたはず。上掲の大名行列がちょっと近いですが男の子向けじゃないですね。
八木で20分待ち、その間久しぶりに撮り鉄。3番線から難波行アーバン、4番線から京都行伊勢海老ライナー、1番線に五十鈴川行急行、2番線名古屋行ひのとり(通過)です。手すりに肘を付けて撮ったのに揺れてます。