ロウバイとモ161

最近植物性の栄養補給ばかりで鉄分が全然足りていないことに気づきました。1月中モ161形が特別運行とのことで運行ダイヤをチェックして天王寺へ。

天王寺駅の南海そばで肉そば。南海天王寺支線が天王寺駅へ乗り入れていたことを語り継ぐお店です。

阿倍野歩道橋から入線待のモ161が見え、Q'sモール前から。去年5月はまだ元気だったモ166が休車になり、運行可能なモ161形はモ161、モ162、モ164の3両だけになってしまいました。一昨年5月以降会っていないモ164を期待していたのですがモ161、でももちろんOKです。

天王寺駅前駅に駆けつけ1日乗車券をゲット、700円に値上げされたものの、はたなかひろしさんのイラストはそのままでひと安心。モ161の前にモ710が入線して縦列駐車、このモ161形特別運行は通常ダイヤに続行運転の臨時ダイヤと分かります。

駅周辺に撮り鉄さん多数だったので、乗り鉄さんでかなり混むのではと懸念していたのですがホームに並んでいた人たちは全員前の車両に乗り込んで、モ161に一番乗りできてしまいました。

2021年にクラウドファンディングで大規模修繕工事が実施され車内はまだピッカピカ。天井の照明もLEDに変更されているようで半分が赤くなっていてノスタルジックな雰囲気がさらにアップしています。丁寧にニス塗りされた鎧窓も美しい。

帝塚山四丁目から神ノ木、高野線を跨ぐ急勾配も快適なモーター音、十分に整備されて調子良さげな97歳です。

安立町から我孫子道到着まで。チンチン、ガッタンギーヤー。

我孫子道到着後、一番左端の分岐を使って入庫、折返し側線からモ354が出場。

入庫したモ161の向こうにモ164が見えました。次のモ161形特別運行は我孫子道発13:34恵美須町行なので1時間ほどあります。

安立本通り商店街のえいちゃんでお好み焼き300円に冷やし飴50円を追加、まさにおやつです。

近くの小さな公園にヒメリュウキンカが咲いていました。リュウキンカはキンポウゲ科リュウキンカ属で在来種、ヒメリュウキンカはキンポウゲ科キンポウゲ属の帰化植物だそうです。

まだ時間があるので大和川をチェックしてみます。堺トラム茶々が鉄橋を渡っていきます。

ユリカモメたちの足元を見ると川の水深は1cmくらいしかなさそうです。

我孫子道に戻らず対岸の大和川電停へ。昭和3年製のモ161の曾孫、令和2年製の1101形がやってきました。

大和川を渡って我孫子道に戻りました。

モ161じゃなくてレールを撮ってるところです。

ポイント4つとダイヤモンドクロッシングをひとつ渡って本線入線。

天井の照明は白一色に変わってました。バックミラーに写った自分です。

このまま恵美須町まで乗って、さらに浜寺まで行って阪堺電車全線完乗ということもチラッと頭に浮かんだものの、北天下茶屋で下車、モ161を見送ります。

隣の松田町を出発したところと、その先、今船を出て今池への勾配を上っていくところです。廃線になった南海天王寺支線を跨ぐための勾配ですが、今はホルモン焼きや居酒屋が立ち並ぶ萩之茶屋本通り商店街を跨ぐための勾配です。

モ161が恵美須町から引き返してくるところを待ちます。線路際にムラサキケマン。

松田町寄りの軌道敷内に伸びた見覚えのある赤い花、アロエです。

アロエとモ502です。

アロエの少し先にロウバイ、昨日病気かと勘違いした黒い実もなってます。モ161をアロエと撮るか、ロウバイと撮るか悩みます。ロウバイは線路際じゃないのですが、線路の方に伸びた枝を見つけ、やはりアロエより色っぽいロウバイで狙ってみることにしました。

ロウバイとモ161、ロウバイにピントを合わせたカットとモ161にピントを合わせたカットです。お世辞にも美しい街並みとは言いかねるのでロウバイメインの勝ちです。

追っかけたカットにアロエも入ってました。

聖天下に停車中のモ161、通常この区間に浜寺駅前行は運行されていないのでレアものです。

雨のしずくがのっかった透き通ったロウバイ、大阪城や鶴見緑地より美しい。

レールの内側に咲いたムラサキケマン、てっぺんに咲いた花が車輪に踏み潰され押し花になってました。

天下茶屋駅前商店街にあるお気に入りのグリルマイケル、グリルではあるものの立呑屋さんです。ハッピーアワーは生ビール200円、アテは「アテカレー」と「肉味噌のピーマン」、左側はお通しのパスタを揚げたものです。

5300系の河原町行準急で帰ります。