冬の森林植物園

神戸森林植物園でバイカオウレンが咲いているとの情報を追っかけてみました。

神戸電鉄

山陽6000系で新開地に到着、山陽電車100周年、山陽百貨店70周年、それにヴィッセル神戸とヘッドマークが3つも付けられていました。「アレ」の盛り上がりと、レイソルの残留ばかりが気になって、ヴィッセルの2023年J1優勝を忘れてました。

ずいぶん久しぶりの神鉄です。

久々なので先頭車カブリツキ、動画から切り出しです。急坂を下ってきた6000系とすれ違い、鵯越に到着。

菊水山駅跡を通過、50‰の三複線を上って鈴蘭台。

鈴蘭台駅は側線も含め満線。

同時発車を期待していたのですが、4番線から西鈴蘭台行が先に発車。時刻表をチェックしてみると15分ヘッドで粟生線が1分先発になっていて同時発車はなくなってしまったようです。

北鈴蘭台に到着。

森林植物園行の無料シャトルバス、前の席の女性がお友達に自分の撮った花の紙焼き写真を自慢していました。ちらっと覗き見ると背景がきれいにボケていてレベルが高いです。

神戸森林植物園

神戸森林植物園のお正月飾りです。バイカオウレンを探します。展示館やカフェの裏手のロックガーデンに咲いているとの情報、こっちの道かと山道に入るとどんどん寂しくなって、それでもこの先かと更に進んで、これは違うと引き返すことに決めるまでかなりかかってしまいました。

引き返すとカフェのすぐ裏山がロックガーデン、バイカオウレンを撮ってる人がいました。場所を譲ってもらって撮っていると、次にやってきた女性から六甲高山植物園はもっといっぱい咲きますよ、今はまだ閉園中ですが、とのこと。

バイカオウレン以外にほとんど花の見当たらない神戸森林植物園です。

ハクモクレンのつぼみが膨らんでいるのがせいぜい。

分類学の父、カール・フォン・リンネの紹介板です。オスを♂と表記するのはリンネが起源だそうです。植物学者としては牧野富太郎以外にはらんまんでも紹介されていたカール・ヨハン・マキシモビッチしか知らない自分、植物学の祖は古代ギリシャまで遡り、プラトンやアリストテレスと同時代の人、テオプラストスと分かりました。

長谷池の畔までやってきました。撮った時はツグミとばかり思っていたのですがホオジロです。もう1羽、低木の陰に隠れたのに気づいたのですが見つけられません。バードウォッチングでもないおじいさんがあそこにいると教えてくれたものの、低木の陰から飛び出すまで見つけられませんでした。

鳥が飛んでいった方へ行ってみたものの結局見つけられず。ラクウショウの木の周りに妙な植物がニョキニョキ生えてます。

ラクウショウの気根です。普通植物は根を地面を下へ伸ばすのですが、ラクウショウは水辺でしか生育できず、湿地で地中に根を伸ばすと呼吸ができないので、地上に根を出して呼吸をするそうです。

長谷池はほとんど干上がっていて僅かに水が残るだけ。

カモシカ園のさつきくん、♂7歳です。

ロウバイの開花情報の場所へ行ってみます。広大な神戸森林植物園、142.6haもあって長居植物園や京都府立植物園の4倍もあります。さすが樹木植物園だけあって名前も訊いたことのない樹木が色々あるものの、花を咲かせている木は見つかりません。漸く見つけたロウバイもまだつぼみ。

枯れ草に動く何か、アトリが完全に保護色になってました。

ブリスベーンの森にやってきました。何やら地面が掘り返された跡が続いています。イノシシが掘ったもので間違いなさそうです。

とってもキュートなピンクの花、ウグイスカグラです。1cmもない花のピント合わせに大苦労、「冬の森宝物」と札がかかっていました。

赤い実がたわわに実ったヒイラギモドキ。妙な葉脈の木はヴィブルナム・リティドフィルム、まだ和名がないそうです。

シーボルトノキ、牧野博士がシーボルトの居宅跡に植えられていた木を発見し、学名を命名したものの、既に学名が付けられていたというエピソードのある中国南部原産の木だそうです。

サザンカの花びらが落ちた道に出てきました。

ハクモクレンもやはりまだ寂しい。行ったことのなかった森林植物園の北側のエリアを歩いてみます。

さっきより少しだけ賑やかなロウバイ、大阪城公園梅林のロウバイはもうかなり華やかになっているはずです。

濃いピンクのボケと薄いピンクのボケ。

もう一度バイカオウレンを見て帰ります。全部で7輪咲いてました。

ぼっかけ焼きそば

運賃表をチェックすると三宮まで新開地経由は560円、谷上経由は590円、以前は新開地経由一択だったのですが、北神急行の時よりずいぶん安くなったので谷上へ向かいます。

谷上に到着、上り線の4番線に入線、上り下りとも対面で神戸市営地下鉄に乗り換えられるので便利。

西神山手線は全てこの新型の6000形に置き換えられたそうですが自分は初乗り。

三宮センタープラザ地下の焼き鳥屋さんへ。ぐい呑みの中に奈良交通のロゴみたいな鹿。

体が温まったので長田本庄軒でぼっかけ焼きそば、動画だけでもよだれがでてきます。

尼崎を乗り過ごし梅田に到着。山陽5000系にもヘッドマークが3つ。腰の円盤2つはゴチャゴチャしていて良く読み取れないのですが、どちらも山陽電鉄100周年のもので、4種類あるようです。向かって左側のヘッドマークは阪急電車かと思いきや、大正時代の山陽電車と分かりました。

珍しく甘いものが食べたくなってホワイティのグリーンでホットケーキ。

桃陽ハッピーガーデン

追記(1月8日):森林植物園が寂しかったので近所のハッピーガーデンへ行ってみました。

ヒャクニチソウ(ジニア)とノジギク。

冬にいっぱい花を咲かせる園芸品種のサイネリア、以前はシネラリアと呼ぼれていたのが縁起が悪いのでサイネリアになったそうです。

白い花はオキザリス、手前の黄色い花もオキザリス。右奥の紫の葉っぱもオキザリス、左奥の黄色い花は不明。オキザリスとは異なる葉っぱも色々とびっしり生えています。

ボケとクリサンセマム。冬でもハッピガーデンです。