快速特急A京とれいん
紅葉狩りはもう満腹気味なので撮り鉄、12月17日のダイヤ改正で廃止されてしまう6300系快速特急A京とれいんを記録に残して置きたいと思います。
梅田阪急ビルコンコースのクリスマスイルミネーション、これを見ると落ち着かない気持ちになるもののやはり美しいです。
やってきたのは逆光覚悟の阪急新淀川橋梁の淀川右岸、3複線のウチ京都線だけがトラスの無い上路ガーダー。まだ正午を回ったばかりですがやはり逆光でした。1300系北千里行普通と9300系梅田行特急です。この特急に続行で快速特急Aが来るはずです。
快速特急A京とれいんが橋を渡ります。2800系を彷彿とさせる2枚ずつ窓がずらりと並ぶツードアの阪急電車、美しいです。
6連の京とれいんに対抗列車が重なって10連くらいに見えます。
6連に戻って梅田へ。飛行機は順光、ANA JA715A B777-200 羽田からです。
編成全体をくっきり撮るのは無理っぽいので線路脇に移動、5300系高槻市行普通。白い帽子を被っていない阪急電車もだんだん貴重になってきました。
7300系梅田行普通、まだ12時半なのに電車の影が並走します。
9300系河原町行がやってきました。向こうは宝塚線1000系の急行梅田行。
振り返ると9300系と8300系ロングシート特急が連写じゃないのにビタッと並んでくれました。8300系の方が一回り大きく見えるのは気のせいか、と調べてみると9300は車体幅2780mmに対して8300は2850mmと7cmも違ってると分かりました。どうやら9300系は神戸線、宝塚線の他、堺筋線乗り入れも考慮されているためらしいのですが、調べてみた限り京都線以外を走ったことはないようです。
快速特急A京とれいん、12月17日ダイヤ改正なので、ラストランは12月11日の梅田16:25着になるはず、残すはこのあと13.5往復だけになります。
河原に下りて京都線と宝塚線の橋梁の間から順光で京都線の上り電車を撮ってみました。5300系と7300系です。
JAL JA12XJ A350-900 羽田から。ハクセキレイに誘われてちょっと河原を歩いてみました。
淀川右岸も工事中で、ところどころフェンスが張りめぐらされ立入禁止エリアが増えています。
草むらの上にハッカチョウ。いっぱいいました。
草むらの灌木を行ったり来たりしています。草むらの向こうに人影が見え、草を踏み潰した小道を辿ると見覚えのある掘っ建て小屋が残っていました。
掘っ立て小屋の脇から淀川の眺め、正面は中津干潟、その先にHEP FIVEの観覧車が見えます。左岸の土手は完全にコンクリートで覆われてしまっているものの、手前の葦原の干潟は残されています。
手前をシギチが横切りました。たぶんイソシギです。新御堂筋の新淀川橋梁手前に何やら人工の小島が作られていました。
イソシギは十三干潟の方へ飛んで行きました。潮位は高めで干潟の地面は見えません。川に立ち並んだ杭は何なんでしょう。
カワウが超低空飛行、対岸はかつてチョウゲンボウをよく見かけた辺りです。
阪神高速左岸線の工事でずっと立入禁止状態の左岸、かつてどんなだったか2016年9月の写真です。
毛馬から海老江までずっと舗装された道が続いていた左岸の土手ですが、新御堂(御堂筋線)から阪急新淀川橋梁の間だけが砂利道でした。
ヒドリガモやオオバンたちも戻ってきています。水しぶきはボラのジャンプ。
さっきのイソシギが戻ってきてくれました。身軽に岩を駆け上って行くのはイソシギならでは。
かわいい。前からだと目が少しツリ目に見えさらにキュート。
ハッカチョウたちがまだいます。ざっと数えて20羽強、まだいそうです。
翼の白い部分が目立ちますが、よく見ると尾羽の内側がシマシマです。
目つきが鋭く横柄な印象が強かったハッカチョウ、見る角度次第では結構かわいい目をしています。
もうひとつの撮り鉄ポイント、京都線・宝塚線十三駅北側の高槻街道第二踏切へ移動します。
京都線/宝塚線十三駅北側の高槻街道第二踏切へ移動すると先客の撮り鉄さんがひとり。
7000系京とれいん雅洛です。まだ乗ったことがありません。
7300系梅田行普通と並びました。よく見ると、雅洛と7300系でマルーンの色合いが違ってます。7300系は少し赤みが強く小豆色っぽく、雅洛は栗色っぽく、本来のマルーンに近い印象です。雅洛は神戸線/宝塚線用7000系の改造なので車体幅2750mmで7300系よりやはり5cm狭いです。調べてみたところ西宮北口-嵐山の「直通特急」として運行されたことがあると分かりました。
このあと1時間待って6300系京とれいん快速特急Aをもう一度撮るつもりが、LINEを開くとお仕事のトラブル、帰宅せざるをえなくなりました。これがたぶんラストショットに、いい感じで撮れたのでOKです。
快速特急Aの廃止はホームドアと6300系のドア位置が合わず十三に止まれないということの他、2024年に予定される有料指定席車導入の準備の意味合いもあるようです。ネット上ではどのような方法で導入されるか様々な予想が飛び交っているのですが、ただでさえいつも混んでる阪急京都線特急を、京阪8000系のように1両だけ指定席車に置き換えると間違いなく苦情が殺到するはず、京都線は10連のキャパがあるのに現状8連の9300系に中間車2両新車を増結して10連になる、というのが自分の予想です。それといまだにロングシート特急が残っていることからも2編成くらいフル編成の新車が登場すると思います。コロナ禍が収っていると期待され、うめきたが街開きする万博直前の2024年、新しい阪急のフラッグシップトレイン導入は十分投資効果が見込めるかと。もしこの予想が当たっていれば、そろそろ情報のリークがあってもいい頃かも。形式名は10300系、いや300系かな。