チョウトンボの構造色

京都へ向かうつもりだったのが、天気予報を眺めつつため息をついていた矢先、我孫子で昼飲みのお誘いのLINE。せっかくなので我孫子の前に長居へ。

谷九の谷町線が行っしまったばかりなので千日前線経由で御堂筋線に乗り換え。終日人がいっぱいの御堂筋線なんば駅に全く人がいない空間があってビックリ。ちなみに駅名表記はなんばですが、切符では難波だそうです。南海は難波、近鉄/阪神は大阪難波、JRはJR難波、時刻表アプリの検索でこの違いを覚えている必要があるのは面倒ですが、なにわ筋線開通まではたぶんこのままでしょうね。

長居駅1番出口から長居公園に入ったところにサルスベリの生垣の小径。猿が登っても滑り落ちるくらいの高さの木のはずが生垣になるとは知りませんでした。

サルスベリといえばこういうピンクがデフォルトですが…

紫や淡いピンク。

薄紫や白も。

長居公園西南口の工事は完了し、セレッソの旗がたなびいていました。サルスベリピンクです。その脇のセブンイレブンがあった辺りにはおしゃれなカフェと洋菓子店。やはりコンビニは残しておいてほしかった。

公園のマップも新しいものが建てられていました。植物園正門で200円の入園料を小銭入れから探しだした100円と50円x2で払って、自販機の水を買おうとしたら、小銭入れは80円程だけ、財布は5000円札だけと気づき焦ったものの、情報センター側のチケットボックスに頼むと快く両替してくれ事なきを得ました。こんな小銭で悩むのもあと数年もしたら懐かしい記憶になるかと。

大池のスイレンに直行、向こうの淡黄色は花が開いているものの手前のピンクは閉じています。スイレンは朝早く見に来るべきだそうです。

チョウトンボ多数、10頭くらいがヒラヒラ舞ってます。300mm x 全画素超解像ズームのどアップで、顔の回りの毛までくっきり写ってました。

ピンクのスイレンのつぼみに止まってくれたのは久しぶりのアオモンイトトンボ。

黄色い花はコウホネかと思いきや花びらがギザギザ、アサザと分かりました。

ノリウツギです。

北東ゲートはまだ「調整中」で閉鎖されています。何を調整しているのか、たぶん予算だと思います。近鉄南大阪線針中野駅に「長居公園 植物園前」という副駅名が付けらえたそうですが、この北東ゲートが開かない限り針中野駅からだと2kmも歩くことになります。

ネモフィラ畑から植え替えられたヒマワリ畑、もちろんピークはとっくに過ぎているものの、予想以上に短期間で背丈が伸びていました。まだ大輪の花も残っていましたが、まさに残暑の疲労感漂う表情です。

ヒョウタンは縄文時代の遺跡から種が出土している最古の栽培植物、青瓢箪は痩せて顔色の悪い人の意味です。

しっぽの先に三日月形がないのでタイワンウチワヤンマです。

もういちどチョウトンボのどアップ。さっきのと翅の剥げ方が違ってます。ハグロトンボのように前後の翅全体が黒くなく、チョウトンボは少なくとも前の翅は必ず先っぽが剥げてます。

正面からと後ろから。前の翅より後ろの翅の方がずっと大きいのもチョウトンボの大きな特徴、たぶんこの方がひらひらと飛ぶには安定度が増すのでは。

メタリックな構造色が美しい。翅の黒い部分の微細な物質的構造で干渉した光による発色、という表現で合っているかな。構造色の鳥としてはマガモやキジを思い浮かべますが、カワセミの背中のコバルトブルー(明るい青の部分)も見る角度で色は変化しないもののやはり構造色だそうです。

タイワンウチワヤンマも近くに止まってくれました。木の杭に止まった方は背中が薄緑色。

ショウジョウトンボです。

でっかいハス。大してあるいてないのにクタクタです。

大理石か御影石のツルツルしたところで何度も滑って、ザラッとした表面を見つけようやく止まることができたオオシオカラトンボくんです。

我孫子の「よってって〜」にたどり着きました。プファーのあとは今日のおすすめ、明日香で採れたブルーベリーの酎ハイ、底に溜まったブルーベリーの実を潰しながらいだくかき氷感覚で汗が引きます。

落ち着いたところで出てきたのは全国各地の銘酒1合瓶、悩んで悩んで花の舞(静岡県)にしました。

今週の縦長動画はハローキティはるか右上)。