炎天下のスナガニ
干潮ピークは12時半頃で潮位は3cm、絶好の潮見ですが最高気温は35.5℃、お昼までに引き上げるつもりで男里川河口へ。
この前と同じ7100系の現役トップナンバー、南海本線最古参、昭和45年製の7121編成です。
泉佐野で1000系のボックスシートに乗り換え樽井到着。もっとモワッと暑いかと思いきやカラッとしてました。
いつもなら樽井からは右岸河口ですが、スタミナ温存のため左岸河口へ直行。菟砥橋から川面を覗くとシギチらしきが河口へ低空飛行して行きました。まとまった数が飛来してきているようです。
菟砥橋の下に人が集まっています。水槽が持ち込まれていて何かの自然観察会のようです。
男里川左岸
イカルチドリ、それにキアシシギです。
キアシシギの手前にいるのはソリハシシギ。キアシシギより一回り小さいと思っていたけどほぼ同じ大きさです。
上向きに反った嘴を開いて、捕まえたカニを咥え直そうとしているところです。
キアシシギもカニをゲット。羽を広げているのはキアシかソリハシかよく分かりません。
やってきたのはキアシシギ。ソリハシシギはまたカニを探しています。
川の中にソリハシやキアシのターゲット、イソガニです。
左岸河口に到着、足元から飛び立ったキアシが遠くない土手に下りてくれました。なかなか至近距離で撮れないもののしきりにミューミューとはそこらじゅうから聞こえきます。
左岸河口の堤防が外側に回り込む辺りに河原ができていました。来る度に地形が変化しています。
マレーシア航空A330がテイクオフ。
男里川左岸河口
左岸河口先端波打ち際のキアシシギです。
海風が吹いて暑さはさほど気になりません。男里川左岸河口先端から関空大橋と関空の眺め。右岸とは2mくらい、この部分だけ流れが速くなってます。
男里川左岸河口先端から川上の眺め。現在地をマップにプロットすると完全に海の中、左岸にいるのに右岸の方が近いです。
河口を塞ぐように左岸から伸びた砂州の内側は人工的なくらい鋭角です。
右岸先端のキアシシギです。
左岸波打ち際のキアシシギ、薄目を開けて眩しそうです。となりの岩に移動して足元のカニと格闘。
Fedexの三発機MD11、アンカレッジ経由メンフィス行、続いてベトナム航空のB787。
左岸河口の水たまりが広がっていて水も綺麗、水の中のハママツナの緑が美しい。赤い葉っぱはホソバノハマアカザ。
尾崎の浜
コメツキガニ発見。
正面の三角錐の山は飯盛山384.5m。
目を潜望鏡のように出しているカニたちは左端のヤマトオサガニよりかなり小さく、目の軸が透明、横長の甲羅にはブチブチの模様、ヤマトオサガニでもヒメヤマトオサガニでもなくオサガニで間違いなさそうです。
オサガニたちです。
ウミニナが重い貝殻を引きずっています。半透明の白いのはたぶんオサガニの抜け殻。
浜辺の地面に茎を這わせ淡い紫の花を咲かせたハマゴウ、実がなっていますが蔓荊子という生薬になるそうです。
こちらにもキアシシギ。アオサギはハシビロコウみたいにピクともしません。
スナガニと戯れる
盛大に砂団子が撒き散らされています。しばらくじっとしていると出てきてくれました、スナガニくん。
一歩足を動かしただけでもスーッと穴に引っ込んでしまい、しばらく出て来なくなります。
スナガニたちか自分かどちらなのか慣れてきて、アイソ良くなってきました。
砂に腰を下ろしてカニ視点で観察、砂団子の製造シーンもバッチリ。炎天下にいることをすっかり忘れてました。
だんだん近くの穴からも姿を見せてくれるように。
4匹もいっぺんに撮らせてもらいました。
ウミニナたちが描いた砂のアート。
いつもは堤防下の遊歩道を行くところを潮が引いて歩いて向こうへ渡れました。
正午を回ったので熱中症になる前に帰ることにします。堤防の内側に入ると海風が届かなくなってぐっと暑くなります。ヒマワリ同様、大輪のカンナが暑さを盛り上げてくれます。
尾崎駅前の喫茶店でプファー、アテ2品がついて500円にビックリ。
12000系サザンで帰ります。尾崎から天下茶屋辺りまでずっと山側の景色を楽しんでいたのですが、新今宮で睡魔に襲われ、2分ほど爆睡。目が覚めたらアテンダントさんに起こされる直前でした。