高津の桜
友人から電話があってランチ、せっかくなのでちょっと花見。
千日前通歩道の植栽にツルニチニチソウ。種が飛んできてここで育ってきたものかと。蔓日々草と草ですが、キョウチクトウ科の亜低木(低木と草の中間)に分類されるそうです。
高津公園のソメイヨシノ、見事に満開。
この辺りは大阪大空襲で焼け野原になって昭和30年代に植えられた桜で、まだ自分と同じくらいの樹齢ですが見事です。
高津神社の石段脇に1本だけあるシダレザクラはまだこれから。シダレザクラにはソメイヨシノより早咲きと遅咲きがあるようです。
石段途中のツバキ。紅いピコティ(覆輪)のツバキはプリンセスマサコ。ちなみに雅子妃殿下と自分は誕生日が同じです。
境内の富亭カフェ、快晴の空の下、桜を愛でながらコーヒーで一服、贅沢なひとときです。落ちていた桜を添えてパチリ。風で舞い落ちた花びらじゃなくて、たぶんスズメがついばんで落とした花かと。
カフェの左手が高津の富亭、子の千三百六十五番の高津の富にちなむ寄席です。桂文太さんがここで定期的に寄席を開いていた時のことを11年前にブログを書いてます。その後出家、剃髪した露の團姫さんの、有髪で可愛いきゃぴきゃぴしていた時の高座を楽しませてらったことは貴重な経験だったといえそうです。
高津さんが舞台になった落語は他にも高倉狐、崇徳院があります。リンク先の枝雀さんの3題を見て、改めてすごい人だったと感服、自分にとって司馬遼太郎、手塚治虫と並ぶ同時代の偉人です。
バードウォッチングや里山歩きにハマって以降、知り合いの落語家さんからも度々声を掛けられてはいたものの、寄席からは足が遠のいてしまっていたのですが、繁昌亭や動楽亭に行ってみたくなりました。
本殿裏のアーモンドの花、奥の朱色の柱の社殿が高倉狐の高倉稲荷神社。裏が崖なのは落語で描かれていた通りです。
高津公園ではブルーシートを敷いてお弁当を広げる人たちが数組だけ。
2013年3月13日の高津公園の写真がありました。この日は日曜日だったこともあり公園内は花見で大盛りあがり。境内にはぼんぼりが掲げられ、参道には屋台のお店も。オフクロと一緒の最後の花見でした。
ウチへ帰って窓を空けると外から聞き覚えのある囀り。向かいのタワーパーキング屋上にイソヒヨドリがカメラを取り出すまで待ってくれていました。