石川のカワセミ

どうやら昨日で冬は終わったようです。例年よりずいぶん寒い冬が終わり春が始まったことを確認すべく高野線の区間急行に乗って滝谷へ。

富田林市須賀の田んぼ上空でホバリングする猛禽。頭が白いのでミサゴで間違いないです。こんな山間部でミサゴは初めて。ホバリングする猛禽は限られ、他にはチョウゲンボウくらいかと。

電線にモズ♀。

錦織公園

目的地、錦織公園の梅の里に到着。去年の2月20日と較べると開花は半分くらいです。目の前をコバルトブルーの光が横切りました。カメラを向けるまもなくカワセミは丘の向こうへ。

大好きな月影です。

大阪城公園には1本しかない月影が何本も。南向き斜面の梅林なので斜面を上ると汗をかくほどになってきました。

階段沿いに植えられたスイセンが美しい。

大阪城公園の梅林は去年より2週間遅れだそうですが、ここも同じ感じです。

垂直の木を横に歩いている忍者はメジロ。池の畔の草むらからジッジッジッと聞こえてきて一瞬メジロとウグイスが並んでいるのが目に入ったものの撮れず。梅の里と違って木陰の径はまだ寒いです。

公園マップの梅の里から池畔の途を抜け奥の池と赤穂池の間を抜け、池畔の広場からやんちゃの里へ抜ける坂道、公園マップからはイメージできない急坂に息が切れるものの体は温まります。

子どもたちで賑わうやんちゃの里の奥にあるアメンボ池は何もみつからず、つつじが原では今年初めてウグイスの囀りを聞いたものの姿は見つからず河内の里。大根が伸びて、菜の花畑が満開でした。

見事に剪定された梅の木、たぶん八重寒梅です。

山道に入り五つ辻からくぬぎの坂径を下りてみます。マップで見る限りなんとか公園の外とつながっているようですが、遊歩道として整備されていないボコボコの急坂、ここを自転車で走り下りる人がいるようです。

石川河川敷

坂径は大阪大谷大学の裏側で外環状線に繋がっていました。押しボタン信号を押して近鉄滝谷不動駅の方へ向かいます。

田園地帯が広がる富田林市錦織北、送電線がいささか目ざわりですが、見たことのない角度の二上山、右手には雪の残る金剛山。

歩きながら錦織を「にしきおり」じゃなくて「にしこおり」と読むのはフランス語のリエゾンみたいなもの、と気づきました。

近鉄長野線を渡り、石川に架かる高橋を渡り右岸へ。そばにある梅の木にはいなかったメジロが小さな柑橘をついばんでいました。

河川敷に出てツクシとか見つからないかと歩いていると、あっ。

この写真であっと思った人はバードウォッチングの素質があります。

行ってしまった、と思ったら少し川下にいました。連写モードに切り替えます。

岩の上に移動、何かを捕まえてきたようですが、15mくらいあってよく分かりません。

ドボンと音を立てて飛び込み岩に戻ってきました。ミミズかなんかゲットしたようです。首を傾けて飲み込んでいます。

かっこいいところがくっきり撮れました。そして初めて撮れたダイブシーンです。

ウホッ、まるでハチドリ。

憧れのコバルトブルー飛翔シーン、バードウォッチング始めて8年でやっと。イマイチ不鮮明ですが十分満足。

ずいぶんアイソよしのカワセミ君ですがもう少し近くへ来てほしいところ。

セグロセキレイが登場。カワラヒワもやってきました。

カワラヒワカップルは水浴び。

いつもながら歩き方がかわいい奴です。

久々に満足感のある鳥見でした。