名残の紅葉2021

急激に気温が下がり、この週末はたぶん紅葉のラストチャンス。昨日急遽気が変わり西へ向かったものの、やはり東(=奈良)もチェックしておきます。コロナ第6波が来る前に行ける時は行っておきたいとの思いもあります。

「名残の紅葉」とタイトルを書いて、1年前に同じタイトルを使っていたので「名残の紅葉2021」とします。

不退寺

新大宮駅から10分ほど歩くと大和路線の不退寺踏切、通過する221系は「試運転」、網干から転属してきた201系置き換え用と思われます。

紅葉の混じった木立の参道の突き当りが不退寺です。

参道のモミジを見上げます。

平城宮跡から水上池、ウワナベ古墳を回り、奈良阪の谷の林をチェックして奈良公園へ向かう途中に、この門前を何度も通っています。ふだんはシーンと静まっているところ今日は紅葉狩りで賑わってますが、京都の紅葉の名所とかと違って平均年齢がかなり高めです。平安時代初期、藤原業平の創建で業平寺とも呼ばれるそうです。

門をくぐってすぐ右手に古池に反射した大モミジは息を呑みます。同じ木を反対側から。

木漏れ日を入れて撮ってみました。枝ぶり、紅葉の密度、グラデーション、1本のモミジとしてはこれまでに見た中でダントツの見事さ。これは写真では伝わらないだろうと思いつつシャッターを押していたのですが、それなりに撮れたようです。カメラの上手い人ならもっとすごい表現ができるはず。

同じ木を光が当たる方から。

並んだ鉢にスイレンが一輪だけ。

参道の藪からジッ、ジッ、ジッ、と地鳴き、それも2箇所から。なんとか藪の中のウグイスが写ってました。

一条通で不退寺の若いご住職(?)が「これより先、不退寺Pなしです」と掲げ、狭い参道に紅葉狩りのクルマが入り込むのを防いでいます。一方通行でもない狭い参道が渋滞するとにっちもさっちも行かなくなってしまいます。

関西線と奈良線の共用区間なので列車の通過が多い一条通踏切を青い205系が通過、阪和線から転属して3年経っているもののまだ違和感があります。バスは行ったばかりなので、奈良公園まで歩きます。正面に若草山も見え、さほど遠くなさそうですが3kmほどありました。

吉城園

若草山に登っている人たちがよく見えます。正面が依水園、その向こうが東大寺南大門、右手が吉城園です。

3週間前に来たばかりの吉城園、去年10月以来通い詰めてなんと8回目、入園料が無料ならではです。さすがに今日は入園者が多く狭い通路は譲り合う必要があります。

主棟の手打ちガラス越しのモミジ。

小さな滝の水しぶきをかぶった枯葉。

サザンカが満開、背景の朱色は紅葉。

スギゴケにモミジの枯葉。

ハート型には掃きかためられた落ち葉。

茶室裏の古池に浮いた落ち葉と沈んだ落ち葉。

コケの塚に敷き詰められた落ち葉。

赤いセンリョウと黄色いセンリョウ。

透明感のあるモミジの葉の下はシノブゴケかな?

茶花の庭のモミジは見事。

アジサイはまだ咲いてました。

モミジの葉のどアップ。

上に伸びるのはセンリョウ、下にぶらさがるのはマンリョウ。

もういちどモミジの葉のどアップ。