男里川河口オールスターズ
本日も特急サザン座席指定車をご利用いただきありがとうございます。
がらがらじゃなくてそこそこお客さんが乗ってます。
尾崎の浜に到着、誰もいない海。
ベトナム航空B787、機体番号VN-A871。浜辺の間近で漁師さんが籠形の魚網を次々と投げ入れてました。何が漁れるんでしょう。
スターフライヤー羽田行がテイクオフ。ファミマのハムカツサンドでエネルギー充填完了、鳥見へGO。まずはツマグロヒョウモン。
砂浜にシギチらしき足跡、でも姿は見えません。
砂団子が散らかっていて一瞬スナガニが姿を現したもののすぐに引っ込んでしまいました。しばらくじっと動かずに待っていたものの出てきません。後でもう一度チェックすることにして先へ進みます。
潮溜まりの小さな魚、まだピクピク動いています。独特の縦縞模様、イサキの稚魚、ウリボウと思われます。
ウィングレットのあるエバー航空A330。
男里川左岸河口に到着、潮位は高め、ハママツナの池はこの前の3倍くらいに広がり、左岸河口先端が途切れ島になっています。
白千鳥島
河口にできた島にシロチドリたち、島の先端にも別のグループがいます。
波とシロチドリ。
食事中の子はいなくて、水浴びしたり、水辺を歩いたり、ジャンプしたり、ボーッとしていたり、思い思いに寛いでいます。
集団にはなっているものの会話が聞こえてきません。でも集団になっている安心感は感じられます。
手ぶれ動画で何羽いるのか数えてみようとしたのですが、よく分かりません。30羽くらいかな。
ハマシギとソリハシシギ。ソリハシ君は後ろ姿を撮ったあと見失いました。ハリモト君、ハリモト君、何してる、という学習塾のCMソングが頭の中で聞こえました。ソリハシ君、ソリハシ君、どこ行った。
右岸河口にホウロクシギ、国内最大のシギです。
ホウロクシギとダイシャクシギの判別は微妙ですが、お腹が白くないのでホウロクシギで間違いないかと。
トウネンも現れた。集団じゃない単独のハマシギは何か凛々しく見えます。
ハマシギの地面の突き方は、ミユビシギのコゲラ風スピードアクションとは異なり、ツンツン、ツンツンという感じです。
男里川汽水域
20cmくらいの魚がウヨウヨ、アジでしょうか。近くから川面を覗き込んでみるとボラと目が合いました。
口の大きいヤツはたぶんチヌです。
フグが撮れました。よく見かけるクサフグよりずっと大きくて、目が赤く、背中の斑点と背中の濃淡がクサフグとは逆、ヒガンフグと分かりました。フグではトラフグにつぐ美味だそうですが、この名前は彼岸の頃によく漁れるからだけでなく、食べると彼岸に渡るという意味もあるようです。秋分の日にヒガンフグに会えるとは。
コチドリが走ってました。イソシギもいます。
菟砥橋の向こう側にはところどころヒガンバナ。今日は棚田で稲穂とヒガンバナという計画をしていたのですが、気が変わったのは正解だったようです。
再び左岸
菟砥橋のファミマで小休止、ホウロクシギがいるはず、ハクセンシオマネキもチェックしたいので右岸へ向かうか、スナガニの左岸へ戻るか悩んで、スナガニの勝ち。
アイリングくっきりのコチドリ。30cmサイズのボラがウヨウヨ。
10尾くらいのグループが何組も。横縞のチヌ、旋回している姿はまさに鯛。
メダイチドリも現れた。
ハマシギは動画を撮った子とはお腹の黒さが違っていて別個体です。羽を広げているのはトウネン。
間近でトウネン。
ミサゴが登場、見事獲物(たぶんボラ)をゲット、爆撃機スタイルで去って行きます。これだけ魚がいるから見事というほどでもないか。
白千鳥島のシロチドリをもう一度チェック。
ハママツナの池にアオモンイトトンボ。かなりの数が舞っていて、お腹をまげているのも。ハママツナの池に産卵しているようです。海水でも育つのかな。
関空大橋をバックにウミネコたち。ハマゴウの花にタイワンタケクマバチ。
砂団子の浜
集団でも単独でも絵になるシロチドリです。
潮が引いてそこら中に砂団子が散らばっています。つまり作られて間がない砂団子のはず、と目を凝らしているとコメツキガニが1匹出てきました。
たくさんいそうですが、出てきてくれたのはこの子だけ。空を見上げるとチャイナエアのカーゴジャンボ。
朝スナガニをちらっと見た場所、潮が引いたので海側から見ていると出てきました。
色がピンクで透明感があるのは脱皮して間のない子かと。
かなりビビリのスナガニ、近づきすぎると引っ込んでしばらく出てくなくなるので、少しずつ、少しずつ近づいて動画。鳥たち以上に「ぼんさんがへをこいた」のルールが有効です。
手ぶれがひどいですが、ちょっとでもヤバさを感じると引っ込んだり、慎重に穴からでてきたり、じっくり楽しませてくれました。
コメツキガニよりも乾燥した砂浜がお好みのようです。
JAL B787 Dream Linerがテイクオフ。反対から間近を飛んできたプロペラ機は海上保安庁のSaab340。
サザンの車窓から男里川河口、種類、数ともかつてない小さな仲間たちオールスターキャストに感動を噛み締めます。
帰路のサザンは4連化時に増備された中間車、たぶん初乗りです。先頭車とは外観の窓の大きさだけじゃなく、インテリアがかなり違っていると気づきました。照明は落ち着いたデザイン、窓際にテーブルはないものの肘掛けから引き出すテーブルになってます。それ以上にシートピッチがかなり広く快適、10000系サザンに乗るなら中間車です。